今朝の湘南は夜が明けると雨が降り出し生憎のお天気,読書をして一日を過ごすことになりそうです。今朝から読み始めたのが、先月積読用に買い求めておいた講談社文庫の鹿島茂「妖人白山伯」、比較的短期で積読から卒業しそうなのは何かしら魅力があったのでしょう。実際読み始めるとめっぽう面白く、大山師モンブラン伯の爵幕末から明治にかけての暗躍が書かれており、鹿島茂さんが書かれた初の小説です。評論については既に定評のある方で、「SとM」「社長のためのマキアヴェリ入門」をここ一年で読みましたが、何しろ古書収集が趣味で博学ですから論考に奥行きがあり面白いのは当り前、この小説も博識が縦横に駆使され鹿島ワールドを維新前後の日本とフランスに出現させているところが流石です。
まだ前半を読んでいるところですが、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンペイン、ジュブレ・シャンベルタンが登場してくる場面があるのが嬉しいですね。もうひとつワイン関連で言えば、パストゥーリゼイションのパストゥールが、リヨンで開かれた蚕の微粒子病についての会議に出てくるところがありました。彼はこの後微粒子病の原因が細菌である事を証明し、細菌学に大いに貢献するわけです。
雨の一日、時間は十分ありそうです。後半により面白い場面が展開することを期待して、雨を恨まないことにいたしましょう。
まだ前半を読んでいるところですが、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンペイン、ジュブレ・シャンベルタンが登場してくる場面があるのが嬉しいですね。もうひとつワイン関連で言えば、パストゥーリゼイションのパストゥールが、リヨンで開かれた蚕の微粒子病についての会議に出てくるところがありました。彼はこの後微粒子病の原因が細菌である事を証明し、細菌学に大いに貢献するわけです。
雨の一日、時間は十分ありそうです。後半により面白い場面が展開することを期待して、雨を恨まないことにいたしましょう。