キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

出発の朝

2009年01月27日 | Weblog
今朝の湘南は見事に晴れ渡っております。旅立ちの朝としてこれ以上の天気は望めないぐらいの好天気です。イタリア行の前に書くブログとしてはこれが最後ですが、最初の滞在地がプーリアなのでインターネットの接続に不安があり、といいましても私がやるのではなく佐和さんがやって、私はセットアップされたものを「はいどうぞ」と使わしていただくだけなのですが、イタリア通信が滞るといけないので、今朝は少ししつこめにあれこれ書いておくことにいたします。

昨日は朝から会議をいたし、昼にはボルドーからお客様が見えて、そこのワインが売上不調にも係わらず倦まず飽きず会社まで来ていただけるので恐縮至極、簡単な打ち合わせの後、好きだという鰻を“わかな”で驕りお帰りいただきました。もう十年以上のお付き合いなのですが、ここ五年はヒット商品に恵まれません。日本市場のポイントを外しているといえば言えるのですが、他の輸入元へはそこそこのヒット商品をサプライしているので、アグリの販売能力が無いのかも知れません。

昼食の後、伊勢佐木町の美濃屋へ和菓子のお土産を買い求めに足を運びましたが、生憎月曜の定期休業でイタリアに和菓子を広める機会を失いました。日曜に熱のある身体を引きずり、平塚まで出向き徳利と猪口のセットと和装小物を買い求めておいて本当に良かったです。少なくともトリノ辺りで燗酒を嗜む人が増える事に貢献できるはずで、中味の方は酒蔵の努力を待つ事にいたしましょう。招き猫は日本通のサプライヤーには既におなじみですが、置物となると重いので、招き猫の柄のハンカチで勘弁してもらう事にしました。

さてこれから出かけるわけですが、風邪の具合は思わしくなく、飛行機に乗って酒を飲み12時間の睡眠をとることが出来れば、ローマ到着の頃は多少良くなっているかも知れません。そこからプーリアの空港まで乗り継ぐわけですが、何度聞いても覚えられない難しい名前の空港へ到着の予定です。そこでタウロッソのおじさんが我々の到着を待っていてくれるはずなのですが、去年逢った感じでは、果して迎えに来ているか怪しく、風邪のぶり返しを防ぐためにも飛行機からひざ掛けを2,3枚失敬していておいた方が良いかもしれません。

出かける前から、帰ってきて宇田川で河豚の刺身を食べるのを楽しみにしているようでは先が思いやられますが、今年は河豚を食べる機会が異様に少なく、日本の冬を存分に楽しめなかったなあと大いに心残りです。ま、冬のイタリアを良く観てくる事にいたしましょう。
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