キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

謹賀新年

2009年01月01日 | Weblog
以前に比べて年が新しくなることに皆さん大きな意味を見出さなくなっているような気がいたします。文化人類学者が年が替わる事の意味を熱心に分析していたのは30年も前の事で、近頃ではその意味も大方忘れ去られており、形骸化した儀式のみが僅かに残っているだけで、その儀式も後数十年すると忘れ去られてしまうのかもしれません。そうなれば行き詰まった経済に加え、それを補完する文化装置も消えうせ、理由なき殺人が日常茶飯事になるのでしょうか。

暗い世相とは裏腹に、湘南は今日も快晴目の覚めるような天気が随分と続いております。神棚に榊をあげ、お神酒をいただき、近所の六所神社までお参りに行ってきました。六所神社は奈良時代からあったといわれておりますが、新年に氏神にお参りをする習慣は1,000年以上も続いているようです、朝早くから随分多くの人が参詣なさっておりました。少なくとも初詣の習慣というものは、これからも1,000年位続くかも知れず、日本人の心の中に深く根付いた文化装置は簡単に消滅しないのかもしれません。

コメント
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