今日はこれから告別式に行き、受付をしなければなりませんので、早朝近所を小一時間ばかり散策いたしましたが、春の強い日差しの陽だまりに咲いている梅は七分咲きで、満開の梅というものはどうも場末の厚化粧の女給の寝起きの風情を連想され、好ましくありませんので、七分をもって盛りといっても良いと思います。熱海の梅がそろそろ、小田原の曽我の梅がもうボツボツ、湯河原幕山の梅が来月中旬と観梅の盛期が続々やってきます。
梅の根元に陣取り、持参の肴をいただきながら燗酒を飲めるところとなるとそう多くはありませんが、今では燗機能のついたワンカップがありますので、そいつを4,5本持ってゆけば、かなり良い気持ちになって梅を観ながら、芳しい香りを楽しむことが出来ます。しかしながら、この方法は少々侘しい感じがいたします。いつの日か若い衆を2,3人引き連れ、茣蓙、毛氈、火鉢、鉄瓶を樹下に設え、太鼓、三弦で踊りを観ながら、人肌を中年増から杯に注してもらい、ぐっとあおりながらの観梅とゆきたいものです。まあ今のご時世そんなことをやっている奴は何処にも降りませんので、周りに人垣が出来て落ち着いて観梅どころでないかもしれませんが。
梅の根元に陣取り、持参の肴をいただきながら燗酒を飲めるところとなるとそう多くはありませんが、今では燗機能のついたワンカップがありますので、そいつを4,5本持ってゆけば、かなり良い気持ちになって梅を観ながら、芳しい香りを楽しむことが出来ます。しかしながら、この方法は少々侘しい感じがいたします。いつの日か若い衆を2,3人引き連れ、茣蓙、毛氈、火鉢、鉄瓶を樹下に設え、太鼓、三弦で踊りを観ながら、人肌を中年増から杯に注してもらい、ぐっとあおりながらの観梅とゆきたいものです。まあ今のご時世そんなことをやっている奴は何処にも降りませんので、周りに人垣が出来て落ち着いて観梅どころでないかもしれませんが。