五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

笑う門には福来る

2017年12月11日 | 第2章 五感と体感


笑う門には福来る        2017年12月11日

笑う門に角には福来る。

集っては他人のうわさ話や芸能人のゴシップネタを話したり、日ごろの家庭の事情を吐露する事も、良き発散ではありましょう。。。でも、話題がいつもそんな話題では、腹の中に毒素はたまるばかりかもしれません。

確かに、不安な事が重なれば、それが気になり執着しがちになるのは当然のことです。
しかしながら、わかっちゃいるけれどどうにもならない現実に自分の心が支配されすぎていると、必ずや免疫力が落ちて、体調を崩しがちになるようです。

気心知れた友人たちと、自分の不安な現状を吐露する時間が終わったら、その話題を繰り返すよりも、まったく違う話題で楽しんだ方が、健康的なのです。
他者に自分の問題を話しても、何らかの手掛かりや助けになる情報も得られるとは思いますが、同じ話題を何度も繰り返すことは効率良くないのです。

一対一の対面でのカウンセリングの時間は、大抵40分から50分が相応しいと云われている所以はそこにありそうです。
だいたい悩みの心の内にある吐露する内容は、ひとしきり他者に話すと、不安感の繰り返しが訪れてくるようです。繰り返しの起点あたりで、話題を変えた投げ掛けをすることで、なるべく何度も同じことを繰り返さないようにするために、
明るい話題を提供すると、感情に光が差して、お顔の血の巡りに変化が表れてくるのです。

不安感の強さと安心感の強さは、振り子のような関係かもしれません。

感受する心を自分自身が楽しめることこそが、生きる力そのものであるかもしれないとも、最近つらつら思います。

今年は、腹を抱えて笑うくらいの大笑いを随分経験させていただきました。
笑いは、不安ありきが前提とも言えましょう。
師走は、諸々の集いと宴の多い時期です。
人は、明るい話題を提供するよりも、暗い話題を提供する方が楽なのだそうです。
明るい話題の提供は、暗い話題を提供する事よりも知恵が必要なようです。

笑って酉とさよならして、戌をお迎えしたいものです。
  笑う門には福来る  ほんと、仰る通りでございます。

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