五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

メリークリスマス

2007年12月22日 | 第6章 螺旋状に上昇する意味
今日は冬至です。
一年のうちで一番日が短い日。

キリスト教では4週間前から待降節といい、キリストの生誕を待ち望みながらクリスマスの準備をします。最近の日本もそうですが、キリスト教文化圏では、感謝祭を過ぎた11月の終わりの週あたりから街が華やかになってきます。

日に日に日の短くなる時期に、ろうそくの火を灯し、静かに冬至の日を迎えると、次の日からは、日に日に日が長くなるわけです。
光を待ち望む人々の願いと祈りが、そこに込められているようです。

闇から光へ。

暗闇から光に向かう季節をお祝いする習慣は、キリスト教が存在する以前から、多様な形で各地域で表現されています。

日本では、柚子湯に浸かり、かぼちゃをいただきます。
奈良では先週「おん祭り」がありました。闇の中に神様が一夜だけ降りてきます。
同じ日本でも、違った風習もあるかもしれませんが、「私の冬至」はかぼちゃと柚子湯で過ごします。

人々が、祈りを込め、光に託す想いは、きっと何千年経っても、変わらぬ想いなのだと思います。
争いもなく、幸せで、健やかに生きたいと願うのは、誰もが望むことでしょう。

与えられた環境で生き抜く人々が、一筋の光を見たときに、畏怖あるいは奇跡を感じ、見えないものの奥に潜む何かを感じ、想像し、意味を持たせようとするのは、人に与えられた知恵の賜だと思うのです。

クリスマスを楽しく過ごしながら、日に日に明るくなる季節のプロローグを感じてみるのも良いのでは?

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