五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

今年最後の大阪勉強会

2007年12月08日 | 第6章 螺旋状に上昇する意味
4月から始めた大阪池田での勉強会。月に一度、夏休みの八月をはさみ、8回目となりました。

私達の勉強会は、他者のことを自分の概念で勉強しても、勉強になりません。

「あなたが今まで生き延びてきた理由をカウンセリングの理論を使って理論武装せよ」

自分のことを自分が見つめ、自己分析していくことが、私達の学びの特色です。

長年かけて、自分の思考・感情・行動を自分の言葉で言語化する訓練をひたすら積んでいきます。

通信講座もワークショップも、まずは「自己の不安感の言語化」から始まります。

「人の本質は不安である」この概念に、驚かれる方も多いようです。
実際、私がこの概念を初めて知ったとき、緊張した糸がプチンと切れ、息苦しさから開放された気分になりました。
「なぁーんだ~、そうだったんだ~」
人は不安で当たり前。でも、必ず、行きつ戻りつも螺旋状にぐるぐる回りながら、少しずつ上に向っているのです。

「私には不安が無い、」「なにかモヤモヤしているけれど、言葉に出せない、」
「わけもなくイライラする」
そんな自分の状態を、自分の言葉で言語化することに、長い年月が必要な方もいらっしゃいます。

嘘偽りの無い、湧き出した言葉で、自分のことを語ることは、自己受容に繋がります。

そういった嘘偽りの無い言葉を、否定も肯定もせず、傾聴する人が必要です。

カウンセリングは、人を説得することでも、自分の概念を押しつけることでも、励ますことでもありません。
地味で、そのくせ時間がかかる勉強ですが、生涯学び合いながら、螺旋状に上昇していきたいものです。

池田の勉強会で蒔かれた種に、実がなる事を期待しながら、来年3月まで、楽しく学び合っていきたいと思います。
宜しくお願い致します。感謝を込めて。

ご興味のある方は、ユースフルライフ研究所のHPとブログ「生き甲斐の心理学」をお読みください。

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生き抜く (TU)
2007-12-09 09:17:26
参加してくださつている大勢のかたがたの眼差しを見ていると、自分の人生を謙虚に見つめながら、なんとか悔いのない人生を生き抜いていきたい、という情熱を感じました。

参加者が自然体になればなるほど、生き抜く知恵と喜びと感動を五感と体感に感じ出していかれる姿をこの一年で感じ出していました。

体の仕組みがあるように、心の仕組みもあります。

その心の仕組みを意識し知覚して生き抜く場合と、そうでない場合は、日々のストレスが相当違います。

無駄なストレスで身体症状(眠れない、食欲がないなど)を出すのは本当に馬鹿馬鹿しいことです。


このストレスの対処方法も皆様がどんどん上手に対応しつつ、自分の尊い人生を生き抜いていく姿に感動しています。

今年も有難うございました。





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