五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

逃避 14の防衛機制

2016年09月14日 | 第1章 意識と知覚
逃避 フロイトの14の防衛機制 2016年9月14日

「逃避」 現状が苦しいので、他のものにエネルギーを出して現状の苦しみを回避すること。

例:家庭が面白くないので、仕事に打ち込み憂さを忘れようとする。
テキスト95

逃避を悪いものだと思えば思うほど、深い逃避から抜けられなくなるようにも思ったりします。
自分の身体と心の風通しを良くするためには、逃避をほどほどにし続けていきたいものです。
逃避という言葉に罪悪感を持つならば、逃避を別の言葉に置き換えてみるのも良いかもしれませんが、その前に自分が持つ罪悪感という概念を少しばかり立ち止まって意識化してみると良いかもしれません。
ただ、もろもろの逃避をすることに対する罪悪感が「全く無い」とあれば、これもまた思索の余地があるようにも思いますが・・・。

上手な逃避は、人間関係や役割遂行の自分との距離感を改めて考えてみる事もコツかもしれませんし、自分がどうであれば健やかな状態であるかをイメージしつつ、逃避したい対象との関係性を改めて捉え直してみることも一つの方法であるかもしれません。

逃れる事の出来ない事に関しては、人それぞれ抱えているはずで、変えられない現実を変える事に望みを託す事よりも、全く違う環境に身を置くことでバランスを取ることも逃避の上手な使い方でありましょう。
自分が置かれている現実に囚われ過ぎていることで、軽やかな逃避を自分自身に許していないとしたら、ほんとうに勿体ない。。。と、思うのです。
自分の身体と心は、自分自身のものであることを改めて意識してみると、逃避の意味が見えてきそうです。

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