2023夏休みの読書 2023年8月16日
夜になると目がショボショボするので、
どんな内容の本でも、早朝に読む習慣がついています。
ブログの数が大幅に減っている理由は、
読書と朝の太極拳にあります。
今年の夏休みは昨日15日でおしまい。
友人に会ったり、展覧会に行ったり、
お墓参りしたり、
9月の作品展に出品する掛け軸を完成させたり等、
それでもゆるゆると猛暑と台風をかわしながら
イメージしていたやるべきことは、
全て叶ったように思います。
そして、朝活読書の一冊、
村上春樹の「街とその不確かな壁」を今朝完読しました。
ガブリエルガルシア・マルケスの「百年の孤独」を
思い出しながら、読んだことのない
「コロナ時代の愛」がモチーフとなっている事を確認しつつ、
今回の本は、旧約聖書の詩編144が持ち出されており、
私のアイデンティティとして大切にしている詩編の103にも
繋がる自分の生き方としての解釈に、ほぼ繋がるものを感じながら
読み通しました。
「人は、心と身体と魂で成っている。」
この概念を大事にしている私にとって、
その概念を村上春樹がどのような表現をしていくかが、
深い興味の対象となり、
小説の後半からは、頁を捲る速度が早まりました。
身体と心
身体と魂、
心と魂、
そして身体と心と魂、
それぞれの関連性と役割りを
村上節で整理した結果の結末は、
私が想定していた結末とは異なるものでした。
魂と永遠性、
そして、魂と時間についての繋がりを
表現しようとすると、
あの言葉が表れるということなのでしょうか。
禅の思想と詩編が
交わったような感覚を覚え、
本を閉じました。
今、読み終えたばかりなので、
その感覚を言語化するのみで収めておきます。
40年の時を経て、
新たに書き下ろしたこの小説には、
村上春樹の人生の過程における思索の蓄積が
上澄みのように浮かんでいるようにも思います。
私の夏休みの課題図書、
『街とその不確かな壁』
まさに人生の課題の結論めいたことを
仮説として、目の前に示されたような、
そんな気持ちも湧いています。
詩編を改めて読み、
私なりの「心と身体と魂」を思索し続けて
いきたいものです。
横浜花火大会2023.7.31 34階からの眺め
△△△
目黒カルチャーの講座以外は、
8月20日から講座開始となります。
講座スケジュール
①
目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第1金曜日
2023年 9月1日(金)
13:00-15:00
②
目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第3金曜日
2023年 8月18日(金)
13:00-15:00
②
あやの会「生き甲斐の心理学」
場所:篠原地区センター
時間:12:00-15:00
日程:2023年9月12日(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)
メンバー制勉強会
月組 9月25日㈪
星組 8月20日㈰
○○○○
ユースフルライフ研究所の講座日程
通信講座生対象;
生き甲斐の心理学
場所:アトリエK 講師 越 綾子
(公開講座)定員に達し受付は終了
時間:12時45分~15時45分
日程:第4木曜日2023年8月24日㈭
★植村先生の講座
1町田勉強会「会員限定」
日程:
2023年第1週9月5日㈫
2町田勉強会「会員限定」(宗教心理学・小金井から移動した教室)
日程:2022年9月19日火曜日