五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

ほぐす

2020年10月19日 | 第2章 五感と体感


ほぐす   2020年10月19日

身体をほぐす
頭をほぐす
心をほぐす

今年になって初めて神楽坂の
矢来能楽堂に出向きました。
例年なら、会の参加も含めて、年に何度か
訪れる矢来能楽堂ですが、
今年は、今回のみ。

能楽に限らず、一つの作品を
舞台で表現することは、
鍛錬の結果でもあり、
自分が目指している事の道程そのものであるわけでしょうが、
何事にしても他者の舞台による
鍛錬の成果との出合いによって、
ときどき、自分の身体と心が解される思いを得る事があります。
いつもそうなるわけではありませんが、
結果としての舞台に上がる演者が
どれだけの思いでこの舞台で演じているかが、
感ぜられると、緊張感と共に
自分の頭が解される体感を得るのです。
つまり、整理されて
仕上がったものを見ると、
すっきりする、ということに近い感覚です。

久しぶりに角柱間近の中正面の席で拝見し、
黒塚の鬼女が、機の糸巻きをしながら
しおる姿が、鬼女の心内そのもののように映り、
能の醍醐味をしみじみと味わう事となりました。

脇正面、中正面の席での観能は、
精神の奥行きと
舞台の動きがよくわかります。
感情移入するには、正面で観るよりも
入りやすいように思います。

鬼女封じのワキの
経の謡とツヨギンの
クライマックスは、
黒塚ならではの面白さ。

今年は気楽に舞台のチケットが
取りにくい事もあり、
私の次の能楽鑑賞予定は、
12月28日の延期公演。
道成寺です。

能楽のお稽古も、
二重の忙しさのおかげで、
今年は少なく、
自分に活を入れねばなりませんが、
遊行の柳、朽木の柳のように
年を重ねながらもそれなりに
凛と立つ装いでありたいものだと、
神楽坂の夕暮れの商店街を飯田橋まで下りながら
思索しながら帰路に着きました。



目黒カルチャースクール
第1金曜日
11月6日(元東急セミナーBEたまプラグループ)
13:00~15:00


目黒カルチャースクール
第3金曜日
10月16日(元東急セミナーBE雪谷グループ)
13:00~15:00
  
講師:越



綾子塾「生き甲斐の心理学」 
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:10月13日第4回(第2火曜日)  
(綾子塾は、限定メンバー制)

③越乃生き甲斐の心理学 
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:10月22日第2回(第4木曜日)  



紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町 婦人会館
日程:10月6日(第1火曜日) 
時間:13時~15時半

小金井勉強会
場所:会報をご確認ください。ユースフルライフ研究所会員限定
日程:10月20日火曜日
時間:13時~15時半

10月10日,11日
2日間コース
場所:武蔵小金井 聖霊会
時間:10時~16時  終了




腸を労わることは、脳を労わる事と同じことを
肝に銘じておきたいものです。


コメント
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