五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

東大寺本殿一巡り

2018年04月20日 | 悔いのない人生とは?


東大寺本殿一巡り   2018年4月20日

聖武天皇の発願より創建された東大寺本殿は、752年に大仏開眼供養会が厳修されました。本尊の盧舎那仏は釈迦如来の別名です。
855年の大地震で落下した頭部の修復、1180年平重衡による奈良の焼き討ちによって大仏殿他大半が焼失してしまいます。
そして、1185年鎌倉幕府・源頼朝、後白河法皇の後ろ盾で、1195年に大仏殿落慶供養が行われました。(東大寺大仏殿冊子参照)


盧舎那仏

真後ろから撮ってみました


私は、幼い頃から両祖母の血筋に僧侶がいる関係で、寺院や仏壇には縁のある環境に居たのですが、小学校高学年の歴史の授業で、中臣鎌足と中大兄皇子による乙巳変を学び、脳みそが疼くのを覚え、更に、最澄や空海のあたりで、一層うずうず感が高まり、それ以降、奈良時代に興味を持ち出し、宗教心理学の学びの中で更に学びが進んで、今に至っているのです。

興味のある人物について知ろうとすると、旅が付き物となり、子育てが終わるや否や、放浪おばさんの加速が付くばかり(笑)です。
森羅万象を知る事や体感する事、経験することで学びを深めていくと、前ページに記した天上天下唯我独尊の意味が、浸透圧のように自然に体内に入ってくるのを感ずるのです。
自己と他者との関係性において、自己の尊重が他者への関わりを塩梅良くしていくことも、唯我独尊から繋がっている事を能く知ることができるのです。

仏教の学問所でもあった東大寺。
そして、世界を照らし、光り輝く盧舎那仏は、左手で宇宙の知恵を、右手に慈悲をあらわしながら、人々が思いやりの心でつながり、絆を深める事を願っておられるのだそうです。(東大寺大仏殿冊子から一部抜粋)

森羅万象を「生きとし生ける者」と表現した辻邦生の西行花伝を再び読み出しながら、4月の旅の記憶を留めておこうと思います。
そのようなわけで、暫くは、四月の奈良紀行をブログに記します。



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2018年4月20日13:30~15:30雪谷校
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