



元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。

いるのね?そういう人。徐々に本性を現す・・・怖い。
こうやって近付いてこられたらねぇー、悪い人ではなさそうって・・・でも、ちょっと普通じゃなかったよね。
野見山の言葉「いざというときの決断が決定的に遅れてしまっていた」
こんなことはよくあることだけれど・・・一般人ではないからね。
人が人を裁くわけだから、鳥越の話をもっと早く聞けていたら・・・裁判の前に・・・
過剰防衛ね~~~、正当防衛との違いがね~~~やらなかったら、やられていたわけで・・・そこまでやっては過剰防衛?
とにかく、どのような人かわからない人がお隣さんになるわけだから・・・解説の方の隣人もあららでしたね。
いっとき我が家の隣人も要注意だったときがあった。たぶんあっちの人だった。出入りしているのが○ンピラだったから・・・本人は小さいおじいちゃんだったけれど、声がすごかった。あの体からよくそんな声が出るもんだ!と・・・
なんでここに?なんて思った。そういう人は入居できないことになっているのに・・・半年居たかな?くらいで夜逃げした。その後も変な人がドアをどんどん叩いたり、我が家のピンポンを押して、どこに行ったか?いつならいるか?としばらく来ていたけれど、そのほうがずっと怖かった。もちろん警察には事情を話しておいてはいたけれど。
が、そういう怖さとはちと違う怖いお話でした。
自分に火の粉がかかって初めてわかるってこと・・・
