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本・雫井脩介 「火の粉」

2014-01-22 07:14:13 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        火の粉 (幻冬舎文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。手に汗握る犯罪小説の最高傑作。

 どきどきはらはら・・・途中でたぶんあの人・・・? それがあの人に違いないとなったときから、ぞわぞわと怖くなった。

いるのね?そういう人。徐々に本性を現す・・・怖い。
こうやって近付いてこられたらねぇー、悪い人ではなさそうって・・・でも、ちょっと普通じゃなかったよね。

野見山の言葉「いざというときの決断が決定的に遅れてしまっていた」
こんなことはよくあることだけれど・・・一般人ではないからね。

人が人を裁くわけだから、鳥越の話をもっと早く聞けていたら・・・裁判の前に・・・

過剰防衛ね~~~、正当防衛との違いがね~~~やらなかったら、やられていたわけで・・・そこまでやっては過剰防衛?

とにかく、どのような人かわからない人がお隣さんになるわけだから・・・解説の方の隣人もあららでしたね。
いっとき我が家の隣人も要注意だったときがあった。たぶんあっちの人だった。出入りしているのが○ンピラだったから・・・本人は小さいおじいちゃんだったけれど、声がすごかった。あの体からよくそんな声が出るもんだ!と・・・
なんでここに?なんて思った。そういう人は入居できないことになっているのに・・・半年居たかな?くらいで夜逃げした。その後も変な人がドアをどんどん叩いたり、我が家のピンポンを押して、どこに行ったか?いつならいるか?としばらく来ていたけれど、そのほうがずっと怖かった。もちろん警察には事情を話しておいてはいたけれど。

が、そういう怖さとはちと違う怖いお話でした。

自分に火の粉がかかって初めてわかるってこと・・・



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