図書館本
東京・谷中でアンティークきもの店を営む栞の、恋と家族の物語。下町の季節やおいしいものの描写を交えながら丁寧に描きます。ポプラ社
とりあえず不倫です。と、書いておいて・・・
知っているお店が実名で出てきます。美味しい物をもって現れるのは まどかさんっ!
上野桜木 桃林堂の五智果、オザワ洋菓子店のいちごシャンデ、上野桜木 イナムラショウゾウのシュークリーム、湯島 つる瀬の餡蜜と白玉ぜんざい・・・などなど
針供養は根津 中川豆腐店の木綿豆腐、 谷中銀座 鈴木精肉店のメンチカツ 鶯谷の洋食香味屋・・・こちらもなどなど
この香味屋は実家のすぐそば、母校の中学の隣の母校の小学校その又隣、ではなくその近くに出来ていたゴルフ練習場にも入っていたレストラン!
その前を自転車で通ってテニス倶楽部に行っていたので、お店が入ったときはすぐに見つけて母と行きました。その後も近所にそういうお店がなかったので何だかやと言ってはゴルフはしないのにレストランだけには行っていました。もうないです。
食べた事があるものは食べたくなり、知らないお店はまるでグルメガイドのようです。
向島百花園の月見の会にも出かけていますね。
その月見の会のお茶会に大昔OL時代にお着物で行きましたね。たしか、虫の声を聞く会とか言うのもあったような・・・やはりお茶会もあったような・・・何しろお茶のお稽古をしていたのは30年も前の話ですから。。。
と、ここまではこんな感じで書いて・・・楽しいのです。が、不倫物語です。
私が不倫は文化だと思う人ならば下町情緒のある素敵なお話・・・なんて思うのかもしれないけれど、真っ向反対側の 不倫は美化しちゃダーメ! って人です。
そういうこと!?なるほど、不倫ってこうして始まるのね?あーそうですか!勉強になりました。。。ってくらい不倫の始まりが書かれています。
途中でやめることにしたから、そうだそうだ!相手には奥さんも子どものいるのだから・・・よくやった。と褒めていたら、あの男また現れた。
と、書くと、ろくでもない男だと思うでしょうが、違うんです。なかなかなもんなのです。
イッセイさん 「間違った相手と結婚しちまうことだってあるだろ。」 確かに・・・!
だからって、やっと運命の人と出会ったなんていって不倫はやっぱりダーメ!
春一郎よ!あんたがひめまつ屋の栞と美味しい物を食べ、お散歩して、・・・している間、家を守っている奥さんと子どもはどうなんだい?まだ知らない?
雪道君との物語も・・・