藤沢周平の小説「花のあと」を北川景子(時代劇初出演)が主演でWOWOWシネマ(再放送)でやっていました。北国の小藩(海坂藩)を舞台にした中西健二監督の時代劇で藤沢周平の世界が堪能できます。
小説と違い映画では美形の以登という剣術好きの女性が一度試合で剣を交えただけの男性に恋をしますが、その男性が藩の重役による陰謀に巻き込まれ自決してしまいます。藩の重役の汚職、不倫、などが盛り込まれ最後まで飽きさせません。中西監督による演出で北国の雪を被った山々の美しい風景が流れる音楽によって一幅の絵の様に描かれています。時代劇としてしっとりとした雰囲気で上品な香りのある作品です。※閑心のある方は⇒映画「花のあと」
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