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ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2009年02月13日 | 映画・テレビ
ブラッドピット主演の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を
近くの東宝シネマズで観て来ました。久しぶりに感動をした映
画でした。年をとって老いていくという、普段当たり前と思っ
ていたことが、とても貴重で有難いことに思えました。永遠と
いうものもない以上、現在の生を精いっぱい生き切る中に、
幸せがあるという思いもしました。

反対に回っていく時計が、バトンの人生を象徴しているので
しょうが、80歳の肉体で生まれてきて、次第に身体は若く
なっていき、ついには赤ん坊になって死んでしまうという、
彼の数奇な人生を見ながら、愛する人と共に老いることが
出来るということは、とても幸せな事だということを気がつ
かせてくれます。26歳まで若返った彼は、美しく育った幼
馴染と恋におち、子供も出来ますが、この幸せが続かず、
大きな失望と負担が伴うことを知っているので、家を出て放
浪の旅に出てしまいます。
しかし、最後には痴呆症になった子供になって、再び奥さん
のもとに現れるのですが、共に老いることが出来なかった愛
する者同士の不幸は、逆に共に老いることが出来るというこ
との有難さを我々に感じさせてくれました。
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