来年あたり、マンションの4回目の外壁塗装をやるので大規模修繕委員会で業者選びを検討しています。最近はNETで何でも調べられるので、今まで3回やってもらっている業者の社長をNETで検索しました。すると「100年企業社長インタビュー」というのがあって出て来ました。老舗企業で4代目の若い社長のようです。その社長の話の中に「三方よし」という言葉が引用されていました。
「三方よし」は何処かで聞いた言葉だと思っていたら、家内が「高田郁の小説の商い世傳・金と銀に出てきたよ」と言うので思い出しました。近江商人の「自分よし」「相手よし」「世間よし」の三方が良いというのが商売では1番大事であるという商売哲学の事でした。ちなみに総合商社になった伊藤忠や丸紅もこの近江商人が発祥だそうです。
商売はまず自分が満足して、更に相手が満足して、ひいては世間(社会)に貢献して認めてくれるものでないといけないという理念の様です。考えれば当たり前の事ですが、具体的となるとなかなか難しく自分だけ儲ければ良いという商売をしている人もいるでしょう。なかでも「世間よし」となると簡単には行かないでしょうね。この社長もこの「三方よし」を経営の柱にして、倒産した会社を建て直したりして事業を拡げてきているそうでした。来週はマンションに来てもらって当マンションの修繕について話を聞いたり会社の現況を説明してもらったりすることになっているので愉しみです。