全仏オープンの2回戦で大坂なおみがランキング1位のシフィオンテクとぶつかりました。メンタルが弱かった大坂選手ですし、出産後余り試合数をこなしていないでしょうから、完敗するだろうと予想していました。
ところが意外や、ミスの少ない強いサーブとショットを放って女王を左右に走らせ、強烈なダウンザラインで仕留めるではないですか!1セット目はワンブレークされて取られましたが、2セット目は相手に1ゲームしか与えず6-1で取り最終セットへ入りました。
最終セットもショットは好調で5-3でサービングフォアザセットを握りました。ここで「私勝てるかも?」と思ったのか、ラインオーバーやネットするミスショットが突然多くなりました。そこから結局4ゲームを連取され7-5となって負けてしまいました。ミスを連発したり攻める処を守ったりの自滅でした。しかし最後の部分を除けばグランドスラムの決勝戦と言ってもおかしくないハイレベルの試合でした。
大阪なおみの今回の課題は「勝ちそうになった試合で連敗しないで勝ち切るにはどうするか」です。プレー自体は以前に比べてイライラしたり落ち込んだりする感情面の起伏が大きいのは姿を消していましたから、こちら課題を克服する事が出来れば、グランドスラムでの再度優勝も夢ではない気がしました。次の試合が楽しみです。