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★河井継之助「峠・最後の侍」

2022年07月02日 | 映画・テレビ

テレビでもPRしていた司馬遼太郎原作「峠・最後の侍」(河井継之助)を近くの東宝シネマズで観てきました。武士(徳川)の世界が終わりに近づいていた時に「武士の世は終わり商人の時代が来る」と時代を見越していた人物がいたんだと改めて感銘を受けました。さらに「民は国の本(もと)、吏(役人)は民の雇い」とこの時代にすでにこんな民主主義の根幹に関わることを言っていた武士がいたとは驚きです。今のお役人にしっかり聞いてもらいたい言葉です。※関心のある方⇒「河井継之助

官軍の名前で押し寄せてくる西軍に対して西洋式の最新の武器を揃えて「武装中立」をして戦を避けようとした長岡藩の家老河井継之助でしたが、多勢に無勢で時代の流れには逆らえず戦いに敗れ42歳の若さで亡くなってしまいます。幕府にも勝海舟など時代の流れには逆らえないと知りつつ徳川を守る立場にいた人間は苦しい思いをしたことでしょう。徳川を最後まで守ろうとした「会津藩」は勝ち目のない戦で沢山の死者を出しましたが、勝ち組に乗っかろうとする多くの藩に対して、永く恩顧を受けてきた徳川に対して「勝ち目のない戦に命を懸けた武士」の潔い生き様に感動を感じるのは、やはり日本人だからでしょうか。

 

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