アメリカでの警察官の黒人に対する暴行、銃殺事件が後をたちません。先日も警官が無抵抗、無防備の黒人男性を子供の前で銃を7発も発砲して重体に陥らせました。そもそもこの国のトップが(本心では)人種差別を容認しているので、歯止めがかからなくなってしまっています。
こういう状況に対して、全米テニスの前哨戦のウエスタン&サザンオープンの準決勝に進んだ大坂なおみが「私は黒人なのでこういう黒人差別を容認して、黙ってテニスの試合をすること出来ません」と準決勝の試合を放棄すると申し出しました。マスコミが注目する人物が、こういう行動をあえて起こして世論に訴えるというのは勇気のある行動だと思います。他のスポーツ界でも続々と試合放棄が出ているようです。黙って試合をしてれば、彼女の力であれば優勝して数千万円の賞金を手にすることも出来るでしょう。彼女が試合に出てくれないのは残念ですが、今の激しい人種差別と無法化を放置して何もしない大統領を容認している国は一体どうなってしまうのでしょうか?
※サザンオープンは準決勝戦を1日延期とした事もあり、大坂なおみは出場辞退を取り下げたそうです。