3月26日(木)から日本橋三越で『春の院展』が開催されているというので、絵画サークルの友人と一緒に観に行ってきました。院展は日本美術院が主催する日本画の展示会です。もう30年近く前になりますが、以前勤めていた会社が地下鉄日本橋駅を上がった所にあった関係もあり、会社の先輩に連れて行ってもらったのが最初でした。その方は、もう亡くなられましたが、自分でも日本画を描く趣味を持っていて、春の院展は時々一緒に連れて行ってくれて絵の説明もやっていただいたりしました。その時に「こんな見事な絵がこんなに沢山展示されているんだ!」と驚いたのを覚えています。
26日は久方ぶりに、JRで新日本橋駅で下車して日本橋三越に向かいました。この界隈は再開発が進んで、当時よりも高層なビルが沢山建つビル街になっていました。当時は入場は無料でしたが、今回は入場料が有料で大人800円になっていました。300点以上が展示される院展は写真と違い、さすがに力作の大きな絵が多くエネルギー感が伝わってきます。以前と同じように少し「くすんだ」色の絵が多いのが特徴の様に感じました。見た目そのものでなく、頭の中で画題の印象を再構築して書いているのではないかと思われました。
展示会後、昼になったので近くのビル街の食事処に入り3階の静かな部屋でカキフライ定食を食べてから帰途に着きました。昼食をこういう処で食べていると現役時代を想い出しました。秋には『秋の院展』が「東京都美術館」で開催されるそうです。