1か月ほど前に申し込んであった「トキが棲む佐渡島」というツアーで初めて佐渡島に行ってきました。保護鳥のトキは一度絶滅したが中国からもらって人工飼育をはじめて、現在日本では200数十羽しか生育していない貴重な鳥で、佐渡島は唯一放し飼いになっている場所という事でした。東京から新幹線とバスと高速船“あいびす”(英語でトキ)に乗りついで、5時間ほどで佐渡島に到着。あいびすは佐渡島に着く前に大分揺れました。座席が船首近くでもあったので家内は完全な船酔いになってしまいましたが、他にも具合が悪くなった人が数人いたようです。
最初にバスでトキの専門ガイドの話を聞きながら、「トキの森公園」に向かいました。「ここの近くには放鳥されて自然に帰したトキが30数羽いるので、運が良ければ見かけることが出来ますよ」と言うので、バスの中から皆きょろきょろして探しましたが、残念ながら見ることはできませんでした。到着したトキの森公園で飼育中のトキを見学しました。(写真)
今夜泊る佐渡グランドホテルは、海水の加茂湖の側に建っており、全室から湖が見える絶好の場所に建っていました。朝、ホテルの前に出ると湖と遠くの山がまるで水墨画を見るように綺麗でした。
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翌日は車窓から緑あふれる山や田んぼの景色を見ながら、大佐渡スカイラインを走って、佐渡金山跡に廻り当時を偲ぶ事が出来ました。人形が動きしゃべるのでリアリティがありました。(写真)
その後、小木という漁村で観光用の大きな「たらい舟」というのに乗ってみました。現在も、アワビやさざえなどを女性が一人で採るのに使われているそうです。前についている櫓で漕いで前に進むのですが、自分で漕いで見ると、意外に漕ぎ方が難しくてなかなか前に進みませんでした。
佐渡は全体に地味だが静かな落ち着いた土地柄の島という印象でした。