goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

「炎上芸人」村本大輔にみる表現の自由

2018年01月20日 15時44分32秒 | えいこう語る

▼憲法第21条=集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

▼表現とは、内心を外部へ表そうとする意志と行為を伴った精神作用であり“その内容は真実であるを要しない”。旧憲法29条でも保証されていた。【公法1】〔第三版〕憲法・堀内健志著。

▼政治ネタなどで「炎上芸人」と言われる吉本興業のお笑い芸人、ウーマンラッシュアワー村本が、炎上ぶりに拍車をかけている。ということは「炎上芸人」としての、真価を発揮しているということなのだろう。

▼先日、彼は「朝生テレビ」に出演を依頼され、憲法改正や自衛隊の問題について発言したが、学者や専門家に、あまりにも無知だとされ、非難を浴びたそうだ。

▼彼は、なぜ「朝生」に呼ばれたのだろうかと自問したという。芸人として、また若者目線で、どんなことを考えているのかを話すことが自分の使命だと考え、出演を受けたという。

▼憲法改正問題などは、すでに議論百出し新鮮味がなく視聴率も落ちている。そこで、「炎上芸人」を呼び、討論に刺激を与える企画した、テレビ局側の思惑が見える。

▼さらに村本は、オホーツクの観光ピーアール大使も務めている。「こんな私でもいいのだろうか」と、テレビで謙虚に話していたのは私も観た。

▼早速、ピーアール用の公式ツイッターで「オホーツクはロシアのもの」と投稿した。すぐに苦情が殺到し、役所が削除したということこそお笑いだ。

▼その位の、人が驚く発言をしないと、芸人に任された意味がないとし、ツイッターに載せたのだろう。所属事務所も「炎上演出の一環」とし、本人も、ハバロフスクに実際ある「オホーツク」という町の名だという。

▼なぜ「炎上芸人」を選んだのか。役所も炎上してもらえることを期待していたはずだ。だが「役所らしい炎上」など、芸人にとってはナンセンスそのものだろう。

▼もし、トランプ大統領がオホーツクの大使になってくれるといったなら、喜んで引き受けるはずだ。だが、トランプ氏は「世界一の炎上者」だ。

▼得意のツイッターを削除したら【ミサイルをオホーツクに飛ばしてやる】と言いかねない。炎上は、トランプ大統領が村本より、数段上ということだろう。シャレも理解できない役所など、芸人など使ってはならないのだ。

▼【文人の相軽んずるは古(いにしえ)よりこれ然り】とは、魏の文帝曹丕の「典論」の冒頭にあるという。私の「寝床文庫」にあった、作家高橋和巳の「人間にとって」という中に見つけた言葉だ。「文人相軽」という。

▼文人には、自分より劣っているものを侮蔑する傾向がある。嫉妬や怨嗟はそれをする人自身を矮小化するだけだ。文学が本来もっているべき創作・享受・批評・研究という相関の環が、奇妙な“相軽”意識のために疎隔し歪むのは、その人個人に照り返す倫理の問題である以上に、その国の文学全体にとっての大きな不幸であると、高橋は言う。

▼村本の発言がダメというなら、トランプ大統領やアベ総理などは、国益を損ねることを、平気で発言するのを得意とする人物だ。人に優劣をつけるような役所からの依頼を、芸人が引き受けるなんて、自分の芸を殺してしまうだけだ。

▼現憲法21条を、自民党改憲草案(2012年版)はどう改正するか。2項を追加し【前項の規定にかかわらず“公益”及び“公”の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない】となっている。

▼とすれば「公益や公」の秩序を害する最大の行為は【戦争】そのものではないか。そうなれば、九条改正を狙う自民党自体が、認められない団体になるということになる。

▼だが、この草案は国民に向けた内容なのだ。自民による憲法改正とは「国民主権」から「国家主権」となり、立憲主義がアベコベになるということなのだ。

▼私のような狭隘な考え自体も、高橋に言わせると「国家全体にとって不幸だ」ということになるのだろう。

▼高橋和巳が亡くなってから、47年だという。若い頃読んだ彼の代表作に『悲の器』というのがある。つまらぬことばかりをブログに投稿する私は、さしずめ『非の器』というところか。

▼炎上芸人・ウーマン村本を鏡とし「表現の自由」ということを考えさせられた、ロシア寒気がすぐ近くまで迫って来ている、ちょっぴり反省の朝だ。

横綱と総理と憲法の品格

2018年01月19日 17時50分59秒 | えいこう語る

▼日馬富士暴行問題は、初場所が始まると白鵬の相撲の取り口に、注目が移ってしまったようだ。横審の委員長が、白鵬の相撲に品格がないと注文を付けたことで、立ち合いに迷いを見せた白鵬が、4日目で2敗し休場となった。

▼期待される日本人横綱稀勢の里は、1勝4敗と、毎日土俵に転がっている。真面目な土俵態度ゆえ品格は問われないが、もはや横綱相撲ではない。それでも取り続けるというので、応援している方が疲れてしまう。だが、ようやくフアンの声が聞こえたか、今日から休場だ。

▼休場が続き、今場所の成績いかんでは引退もありと言われる鶴竜は、絶好調だ。だが身体が小さく、一人だけ残った横綱の重い責任感に、どれだけ耐えられるか、さらに、威勢のいい若手が突進してくるので、これまた心細い。

▼休場と言えば、宮城を連想する。今場所は天覧相撲の予定だったが、今回の不祥事で中止になった。相撲好きの陛下も、楽しみが奪われ、がっかりしているに違いない。まさか「めでたさも中くらいなる朕が春」などと、そんな下品なジョークは、決して発しないでしょうが。

▼休場・宮城とくれば、やはり九条だ。『憲法改正は、スケジュールありきではない』といった総理が、今年秋にも発議し、来年春には国民投票に持ち込むと、スケジュールを発表した。白鵬同様、品格のない総理だ。

▼それ以前に、トランプ大統領を信頼のおける人物という程度の総理だ。早く体調を崩し国会を休場し、引退も勧告してもらいたいものだ。

▼今日19日は、私の菩提寺のお寺参りだった。そこで檀家の皆さんへ、国民投票のことを、ほんの少しだけ話してきた。

▼「私の村でも、日露戦争からの戦没者がたくさんいる。戦争を再びするのかしないのかというのが、今回の国民投票だ。私は仏教のことはよくわからないが、憲法は少し知っているので相談してほしい」と。

▼今のお寺の総代長は、戦前生まれだが軍隊の経験はない。それまでの総代長は、各地を転戦し死線をくぐってきた先輩たちだった。

▼お寺の会合では、つらかった戦争の話をしてくれた。夏休みにお寺に子供たちを集めて、戦争の話をしてくれた方もいた。その意思を私たち役員も見習いたいものだ。

▼憲法改正で戦争ができる国に賛成する国民は、品格がない国民のような気がする。自分の国を守り戦うことは、他国の国民を殺戮することだ。歴史をかえり見れない、そのような人物は、品格があるとは決して言えないと思うからだ。

▼現憲法と自民党改正憲法草案(2012年版)では、現憲法の前文と九条の方が、ずっと品格があるような気がする。

▼憲法は国家の基本秩序だという。そうであれば、品格のある条文が求められる。法律や憲法学者ばかりではなく、文学者も大いに憲法論議に参加してもらいたいものだ。

▼品格があるとは言えない私が、品格を考えてみたら、このような品格のない文章になってしまった。

ICAN事務局長の面会を断ったアベ総理

2018年01月17日 13時38分45秒 | えいこう語る

▼昨年、ノーベル平和賞を受賞したのが「核兵器廃絶国際キャンペーン」のNGOだ。そのICANの事務局長、ベアトリス・フィンさんが来日し、被爆地を訪問している。

▼フィンさんがアベ総理に面会要請したが断られたという。我が国でもノーベル平和賞を受賞した人物がいる。沖縄返還を実現させたアベ総理の祖父の弟,佐藤栄作元総理だ。

▼「同じ平和賞を受賞した佐藤氏が、アベ総理の親戚と聞いたので、表敬訪問したい」と、フィン氏が首相官邸に働き掛ければよかったと思うが。

▼唯一の被爆国である我が国が、世界に率先し行動しなければならないのは『核兵器廃絶運動』だ。【広島や長崎の悲劇】を繰り返してはならないというのが、我が国が国際社会で、名誉ある地位を占めるための、欠かすことができない理念だからだ。

▼昨年、国連での「核兵器禁止条約」に、我が国は賛成しなかった。裏を返せば、我が国は同盟国である米国が、核兵器をどこかの国に使用することを容認したということだ。

▼アベ総理が言う『美しい国』には程遠い【非人道的な醜い日本】を実感した国民も多かったのではないか。私は、武士道精神が何たるかよくわからないが、少なくても「潔さ」ではないかと思っている。

▼巷間、我が国は「米国の番犬」などと言われる。「これほど誇りを失えば【米国の奴隷】ではないか」と国会で野党が糾弾すると、アベ総理は野党にまで噛みついてくるだろう。

▼『憲法九条の改正』を行い、戦争ができる国にしようとするアベ総理は、最早「米国の番犬」ではなく、米国に飼い馴らされた【狂犬=強権病の犬】ではないかと、憤りすぎたところで目が覚めた。

▼夢から覚めて、血を求めよだれを垂らす『アベ強権病犬』と、金髪に覆われる米国の大型犬『変だバーナード・強権病犬』の、二頭の犬の顔が浮かんできた。

▼「ああ言えばこう」のトランプ大統領なら「俺はドナルド・トランプだから、アヒルだ」と言いそうだが、私なら「あなたはドナルド・ドック」だと返してやる。「世界一怒鳴る犬」という意味だけど。

▼なぜこんな夢を見たかというのは、すぐ判明できた。朝のテレビで、青森県の白い犬『ぶさお』を見たからだ。お世話になったおばさんが亡くなった後も、子供もでき元気に暮らしているという報道だ。

▼同じ犬でも、人間に感動を与える犬。人々に絶望と恐怖をばらまく犬。どうやら今年は『厄を持った戌年』になりそうなので、どこでもいいので神社の前を通ったら、厄が国に降りかからないよう、みんなで祈らなければならないようだ。

▼ノーベル平和賞から【強権病の犬】の話になってしまったが、まともな話に戻したい。ここが公共放送NHKの出番ではないだろうか。

▼スタジオに、ICANのフィン事務局長を招き、オノデラ防衛大臣と、国民も同席させての【2018年・世界の平和を語る】という番組の作成だ。世界の中での日本の役割と、島国日本が目指す平和の討論会だ。

▼東京都内でフィンさんを招き、各党派の国会議員との討論会があったという。政府代表は、佐藤正久外務副大臣だ。(防大出で自衛隊出身のヒゲの隊長だ)。

▼『条約は核保有国などの支持は得ていない。(核保有国が支持するわけはない)まずは、保有の核兵器を削減する必要がある(他国に言われて削減するような国はいるわけがない)』と、日本語ともつかない、意味不明のことを発言している。

▼我が国の憲法改正も、世界の憲法学者や政治家を招待し「世界から日本はどうみられているか」の討論会を、NHKに期待したい。

▼最近の民法のワイドショーは、世の中が混乱する最大の原因ではないかと、思い始めているからだ。

▼まさかNHKも【日本放送犬】というわけではないでしょうね。

日本ハム新球場建設にみる民主主義

2018年01月16日 15時45分58秒 | えいこう語る

▼テレビで野球を、初めから最後まで観ることはない。その程度が私の野球への関心度だ。だが、北海道日本ハムファイターズから大リーグに行った大谷選手や、入団したばかりの清宮選手の活躍は、今年最大の楽しみだ。私ばかりではなく、道民多くの希望だ。

▼そのファイターズ、メイン球場である札幌ドームから離れ、新球場建設を計画している。まちおこしの核にしようと、札幌市や隣の北広島町が、広大な敷地を用意しての誘致合戦を展開している。

▼私のような外野フアンは、今後人口減が札幌市でも避けられない状態なのに、今までの札幌ドームで、開催条件をすり合わせて行った方がいいのではないかと考える。新設問題は、ドームと球団の経営感覚が噛み合わないと聞いているからだ。

▼テレビでは、お互いの市長が先頭に立ち、より良い条件を提示し、競り合いをみせている。最近は劣勢にみられる北広島市側には、大手パチンコ会社が、用地の近くに莫大な資金を投入し、カジノ構想なるものを発表し、エールを送っている。

▼そこには、それぞれの市長だけが登場し、まちの活性化は自分の責任という姿勢が目立ち、まちづくりの主役は「市民」だということを忘れている、勝手な為政者の姿が見られ、見苦しさを覚える。

▼だが、さすが【ボーイズビーアンビシャス】の街、札幌だ。候補地の一つ真駒内公園周辺の住民が、静かな環境を保全してほしいと、建設反対に立ち上がったのだ。もちろん、誘致推進派も立ち上がっている。これこそが、市民主役の真の民主主義社会の在り方だ。

▼札幌市にある道議会の老朽化問題も、新築・改修をめぐり、市民が公開討論を望んでいるのに、それを議会が拒否し進められているからだ。

▼北広島市ばかりではなく、道内各地でIR法(賭博推進法?)と呼ばれるものが、行政や経済界主導で進められているようだ。賭博によるまちづくりなど、教育環境など非常にメンタルな問題が多い。市民を参加させて、健全な社会の在り方を討論してほしいものだ。

▼思い出したが、2015年に道内の美瑛町の社会福祉協議会が町内にチラシを配った。文面は『安全保障法案』についてだ。【世界では紛争により尊い命が奪われています。今の平和と幸せを次世代につなげたい。当協会では、争いのない助け合いの社会を目指します】というものだ。

▼戦争をするようにでもなれば、社会保障費が削減され、老人や子供、非健常者などが置きざれにされるという、過去の歴史を繰り返してはならないという、社会福祉協議会の思いだったに違いない。

▼だが、これに噛みついたのが地元の自民党支部だ。「政治活動」だとして、役員の辞任を要求、4人が辞任した。道の所管課も「社協は補助金も受けている。しっかりチェックするのは当然」とし、自民党支部の意見を支持している。

▼米国の最高裁判決に、こんな言葉がある。【意見を異にする自由は大した問題ではないような事柄にだけ限定されるのではない。(言論の自由の)実質的なテストは現存秩序の心臓に触れる事柄について見解を異にする権利にある】(1943年パ―ネット判決)。2016年5月1日北海道新聞論説委員・村山健『異聞風聞』より。

▼私は、70年間戦争を放棄した国に住んでいる。だが、私たちが選んだ国会議員により、戦争をする真逆の国へ移籍しつつある。今、国民が最も補強しなければならないのはなにか。恒久平和を希求する【真理の壁】ではないだろうか。

▼大した問題ではないところにも注視しながら、政治に疑問を持ったら、発言する勇気が憲法で保証されるのが【言論の自由】というもなのだというのを、あらためて理解したいものだ。

▼『言論の自由だからといって、何でもかんでも話せばいいってもんじゃない』という考えが、我々の周囲でいまだに主力になっている。

▼そんな現実は、民主国家としては悲しい限りだ。

国連人権委員会に出席して

2018年01月15日 09時15分00秒 | えいこう語る

▼函館市長から直接電話が入った。さては、先日の新年会で、市長が挨拶で、各テーブルを回り席を空けた時、私は市長の隣の席にいた人に挨拶をするため、市長の席に座ったのだ。

▼市長が戻ってきたので、私は席を立ったが、市長は挨拶で喉が渇いたのか、私が飲んでいたビールを持った。「市長それは私のです」、「そうかごめんね」といい、そのまま帰った。そこで私は市長のステーキを食べてしまったのだ。

▼それについての話かと思ったが、市長たるものそんな低レベルの話ではなかった。「アベ総理より電話が入り、私に国連の人権委員会に出席してくれないか」というので、渡航の準備は済んでいるのでお願いしたいという。

▼ここで、私は夢に違いないと判断したが、冷めてしまえば楽しみが減るので、この夢を見続けることにした。成田に着くと、外務省の役人が出迎えてくれ、なんと政府専用機に案内されたのだ。「夢っていいな」と思う瞬間だ。

▼どこの国に到着したのかわからないが、迎えの黒塗りの車で、信号はすべて素通りで会場に着いた。様々な人種が集合していたので、これが国連の会議かと実感した。

▼議題は『トランプ大統領の人種差別発言について』だ。アフリカ諸国やハイチを【野外便所のような汚い国】と発言した件だ。各国代表から、トランプ大統領を糾弾する意見が相次ぎ、擁護する国はなかった。

▼「米国の同盟国である、日本はどうお考えでしょうか」という議長からの名指しに「米国と我が国とは運命共同体なので、この件についてはノーコメントです」と答えた。会場からブーイングが起こったのを記憶している。

▼昨年の、国連での核兵器廃絶条約に、被爆国でありながら同盟国の米国に忖度し、条例に賛成しなかった我が国は、国連では肩身の狭い思いをしているのだな、というのを実感した。

▼人権委員会の決議は、トランプ大統領に、強い抗議文を送るというものだ。それには『世界一臭いウンチはトランプ大統領あなただ』という文言を入れるということで、起立での決議がなされた。立たなかったのは私一人だが「その通り」と拍手を送った。

▼帰国し、総理官邸に直行した。私の発言内容と、抗議文の内容を話したら、総理は「外交にもユーモアの精神が大切なのだなー」と納得したようだ。

▼官邸を辞す前に「会議で私の悪口は言われなかったか」と聞かれたが、そんなことはありませんと答えておいた。「ご苦労様でした」と慰労の言葉をかけられたが「今年のブログは、私のことばかりでなく、対立するイシバさんのことも、同じ扱いで書いてほしい」と笑顔で見送っていただいた。

▼函館空港で役所からの迎えの車に乗り、市長が待っているという某ホテルへと向かった。食事が用意された席で、会議の内容と総理への報告を聞かれた。

▼最後に、ここだけの話、ということで、総理に話さなかったが、いつもお世話になっている市長なので、こんな話を付け加えた。

▼私の隣に座っていた某国の代表が「あなたの国の総理も、トランプ大統領を信頼しているので、同じような臭いウンチをするのでしょうね」と言われたということを。

▼「それは相当きついユーモアだね、このことは二人だけの心に閉じ込めておこう」と市長は笑った。「これは夢の中の出来事ですよ」というと「そうだったね」とは、再度大笑いした。

▼激務で、お腹がすいていたのか、料理を全部平らげた市長に、私のステーキを、半分分けてやったところで、新春早々の楽しい夢が幕を下ろした。