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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

人生80年地球46億年にくらぶれば瞬きの如し

2018年01月08日 16時15分01秒 | えいこう語る

▼北海道三笠市に、アンモナイト博物館がある。今朝の北海道新聞に、作家の池澤夏樹さんが、博物館に関する記事を載せている。私も以前行ったことがあるので、記憶をたどりながら、今日のブログを進めてみる。

▼三笠は山の中の炭鉱町だった。なぜこんな地に、海中生物の化石があるのかという疑問がわくのだが、その謎はすぐ解けた。世界最高峰のヒマラヤでもアンモナイトが出土するからだ。

▼昔々、インドは大きな島で、北に移動してアジア大陸にぶつかり、大陸が押し上げられ、ヒマラヤ山脈ができたというからだ。そういえば伊豆半島も海底火山の噴火で島ができ、それが本州に衝突し、その後の火山活動で富士山ができたという。

▼では、富士山に眠っているものは何だろうか。私は、日本人が世界に誇れる魂が宿っていると思う。それは、二度と戦争をしてはならないという【大和魂】という宝物だ。

▼地球は生物なのだ。中心に心臓があり、血液を力強く放出している。それが噴火活動なのだ。直径1メートルもあるアンモナイトが、実はイカの先祖だというのには驚く。

▼三笠の地だけで、これほど多くのアンモナイトが発見されるというのは、太古はイカ類が豊富だったのだ。地球誕生から46億年が経つらしいが、50年前までは、私の村はイカやイワシの大群で埋め尽くされていたのだ。

▼先日テレビで、50年後には魚が食べれなくなるというようなことが放送された。環境汚染が進みCO₂が増えると、魚の神経が麻痺して、どこに泳いでいくか、わからなくなるからだという。

▼もうすでに、イカもイワシもサンマもシャケも、このような症状を呈しているかのような、近年の不漁だ。

▼さらに、戦争が終わってわずか70数年しか経っていないのに、我が国は、また戦争を始める準備をしている。次の大戦は核戦争だ。北朝鮮の若大将は『日本全土を海に沈めてやる』と豪語している。

▼何を隠そう、私の故郷は、海底だったのだ。100万年前に海底噴火で地上に出現したのだ。46億年の中の、わずか100万年前なのに、また海底に沈められると思えば、新年なのに悲しくもなる。

▼海から生まれたので「生みの親は海」などとシャレてみても、冗談ではない。憲法9条改正で、冗談が冗談でなくなったら、それこそ【ナンモナイト】になってしまうのだ。

▼46億年の地球の歴史を、一瞬に灰にしてしまう核戦争。それを阻止するため、唯一の被爆国である我が国が、核廃絶運動の先頭に立ってこそ【アベノザウルス】として、地球の歴史にその名をとどめるのではないだろうか。

▼アンモナイトの文様は、感動的だ。古代はロマンに満ち溢れているが、現在の地球は、貧困や戦争に満ち溢れ、さらに核爆弾の脅威にさらされている。

▼人類がこの世に出現してから、せいぜい数万年ぐらいしか経っていない。神様は「万物の霊長」と命名した。だが、平和を保つに、人類の一部の権力者は「核は抑止力」という結論を出しているようだ。

▼その程度の権力者の考えでは、人類は「狂ったサル」といわれる方が正しいようだ。猿さんには失礼だが。先日、経済界の面々が集まる新年会で、アベ総理は「賃上げは3%にしていただきたい」と豪語した。今年は、ますますトランプ大統領に似てきそうな、アベ総理だ。

▼今夜は、「アベノザウルス」が「アンモナイト」に海中に引き込まれ、溺れてしまうという「太古のロマン戦争」というタイトルの、夢を見てみたいと思う。