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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

防災強化の真の目的・オスプレイ北海道配備

2018年01月05日 16時30分25秒 | えいこう語る

▼北朝鮮と米国のトップ同士の、ヘイトスピーチ合戦が続いている。北の若大将が「核のボタンは私の机の上にある」と言えば、トランプ大統領は「私の核ボタンはより強力だ」と対抗する。ここで我が国の総理が「あなた方の核ボタンは、自爆テロ装置だ」と発言すれば、世界中から拍手が沸き起るに違いない。

▼物騒な話は、新年早々の北海道にも飛び込んできた。4日の北海道新聞一面トップ。『オスプレイ道内訓練継続・恒常化の恐れも』。

▼沖縄米軍基地の負担軽減の移転先が、広大な大地北海道だということは予想していたが、憲法改正(本丸は憲法9条)が今年の最大の政治目標に掲げられると、あからさまな動きに出てきたようだ。

▼昨年道内で、あの有名な「落プレイ」が参加し、日米共同訓練を実施した。夜間訓練など、地元自治体無視の飛行だ。狭い沖縄よりのびのび飛ぶことができた「落ちプレイ」。住みやすい土地と感じたのだろう。

▼自衛隊内部では、市街地を心配することもない広大な北海道の演習場を『道場』と呼んでいるらしい。米軍に「どうじょ使って下さい」などと、下手なシャレをかましているのではないだろうか。

▼お正月中なので、テレビの初笑い寄席を見ながらそんな冗談を考えていたら、5日の新聞だ。『道内滝川市の陸自350人増』だ。19年3月には、有事や災害時にすばやく移動展開する【即応機動部隊】なるものを編成するという。

▼全国各地では、防災訓練にオスプレイが参加している。大災害が予想される昨今、防災訓練にちょっとだけよと参加し、市民にその威力をアピールし、居座るつもりなのだろう。

▼下品な言い方だが、ちょっぴりいい顔を見せると、そのまま居座ってしまう「ヒモ野郎」のようではないか。よく落ちるので「未亡人製造機」などと言われているらしいけど、米軍と共に戦って「戦争未亡人」を増やすなどというのは、まっぴら御免だ。

▼防災という名を借りて、防衛を持ち込む『乗っ取り作戦』だ。一部の反戦民間団体の反対では、オスプレイはハエが飛んでいるとしか感じないだろう。プロペラを回せば、ハエなど全滅させてやるという勢いだ。

▼昨年、北朝鮮のミサイルが上空を飛んだというので、迎撃ミサイル・パトリオットが函館に配備された。もちろん、市民には通告なしだ。北朝鮮側からみれば、函館はミサイル迎撃基地ということになる。

▼だが、市民も市議会も総出で反対する機運すら見えない。函館市は「安全都市宣言」や「核兵器廃絶都市宣言」をしていながらでもだ。パトリオットも受け入れるなら、オスプレイだって、歓迎されるかもしれないと思われないだろうか。

▼函館市の地形から想定すると、防災面では大地震や大津波の他に、恵山、駒ヶ岳の噴火が心配だ。私の地域には噴煙をたなびかせている恵山(618M)があり、道主催の大規模な火山防災訓練が予定されているようだ。

▼住民参加の防災訓練なので、周辺の町会が動員されることになる。私は市の予算をいただき、防災士の資格を取っているし、地区の町会連合会会長なので、率先参加をしなければならない。

▼私の予感だが、たぶんオスプレイも参加してくるに違いない。自分には何ができるだろうか。防災という名に隠れ、防衛が強化されそうな気がする。私は「防災士」から「防災防衛士」などという、称号を与えられ、市民を憲法改正に賛同させる、役割を担わされるかもしれないなどと、様々な心配もする。

▼市の町会連合会には「防災部」がある。私の役割は、幹部会議で「安全・安心なまちづくり」を目指す町会の、新たな防災の在り方を提言することだろうと、新年から肩に力が入る。

▼2018年は『憲法を考える』というのが、函館市町会連合会のメイン・テーマではないかと思う。なぜかというと、アベ総理も憲法改正というタブーに挑戦するからだ。アベ総理に負けてはならないからだ。

▼ローマ法王も、原爆投下後の長崎での【焼き場に立つ少年】の写真をカードに印刷し、核廃絶を呼び掛け始めた。それは、唯一の被爆国である日本が、二度と再び戦争をしないよう「世界の先頭に立て」との、メッセージではないだろうか。

▼【愚かな国】になってはならないと思う、2018年の始まりだ。