鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1988~竹鶴政孝パート292

2021-02-04 12:47:45 | 竹鶴
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート292、音声データです。
パソコンに保存しているニッカの資料をチェックしていて、失ったと思い込んでいた貴重な音声データを見つけました。
竹鶴威相談役(当時)の講演の録音です。
2006年10月30日に札幌で行われたトークセッション「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」のときのもの。
あの頃、音声データをMP3プレーヤーとカーオーディオに入れて聴いていましたが、プレーヤーが壊れた後、カーオーディオのデータをうっかり全消去してしまい、貴重な音声データを全て失ったと思い、立ち直れないくらい落胆したものでした。
その音声データが意外な場所に保存されていたことに気づいたのです!
こんなうれしいことはありません。
久しぶりに聴く相談役の奥行きのある美声。
晩酌が実に美味しかったです。
このとき相談役が語っていた内容については当時のブログに書きましたが、自分でも探すのが大変だったので下にコピーしました。
あくまで自分のためのコピーですが、ご興味がありましたらご一読ください。
再発見したこの貴重な音声データ、今度こそしっかり保存します。
(以下、当時のブログ)
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お気に入りその141~竹鶴政孝36(2006-10-27)
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート36、トークセッションです。
10月30日(月曜日)に、札幌で「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」というトークセッションが開催されます。
ニッカウヰスキー相談役 竹鶴威や北海道知事 高橋はるみ等をパネリストに迎え、「北海道から本物を生み出していこう」というコンセプトで、竹鶴政孝の生き方をモチーフにしたトークセッションを繰り広げる、という企画だそうで今からとても楽しみにしています。
今回は募集人数が限られており、抽選で選ばれたのは本当に幸運でした。
トークセッションの内容については来週改めてこの場でご報告しますので、ニッカファンの方は楽しみにお待ち下さい。
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お気に入りその144~竹鶴政孝37(2006-10-31)
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート37、トークセッション②です。
昨日トークセッション「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」に行ってきました。
お目当ては何といっても、パネラーのひとりニッカウヰスキーの竹鶴威相談役です。
ニッカファンとして竹鶴相談役に間近にお目にかかれる機会に恵まれるなんてとても光栄なことで、遠足前の小学生のように朝からソワソワしていました。
当然のように開場時間より相当早く着いてしまい時計を気にしながら時間をつぶし、受付開始とともに会場前列を目指しました。
会場ではまだ打合せが行われていて、その中になんと竹鶴相談役もいました。 感 激 !
相談役はまもなく退場しましたが、それまでの数分間、失礼なこととは思いましたがジロジロ見てしまったこと、お許し下さい。
係の方に撮影OKの確認がとれたので中央席二列目に陣取り、開会を待ちました。
開会の挨拶、基調講演のあと、待ちに待った竹鶴相談役が登場するトークセッションです。
コーディネーター北海道大学の石森氏に続きパネラー3氏が登場しました。
北海道知事の高橋はるみ氏、北海道環境財団の辻井氏、そして竹鶴相談役です。
1時間ほどの短いトークセッションということもあり、一言一句聞き漏らさない体勢をとりつつ、シャッターチャンスも逃さない、という離れ業を成功するために、デジカメを撮影モードと録音モードに切り替えつつ忙しく使いながら、目と耳はほとんど竹鶴相談役に釘付けでした。
竹鶴相談役のお話は竹鶴政孝の誕生、留学、結婚、寿屋時代、余市時代と続き、最後に世界最高賞獲得で締めくくられました。
お話の中には、ホームページや関連書籍等で目にしたことがない逸話もあり、とても収穫の多い、幸せなひと時でした。
トークセッションが終わり帰宅するとぐったり疲れた自分に気が付きました。
よほど神経を集中していたのでしょう。子供のようで我ながら呆れました。
今回の収穫である逸話については次回書きたいと思います。 
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お気に入りその145~竹鶴政孝38(2006-11-1)
今回のお気に入りは、竹鶴政孝パート38、トークセッション③です。
昨日に引き続き、トークセッション「竹鶴政孝に学ぶ~本物の生き方、世界に通用するものづくり」について書きます。
今回はニッカウヰスキー竹鶴威相談役のお話の中に出てきた、ホームページや関連書籍等で目にしたことがないと思われる逸話をご紹介します。
①ウイスキーは大自然が造る
竹鶴政孝がスコットランドに留学し技術習得に努めていたときに強く感じたのは「ウイスキーは大自然が造る」ということでした。楢の樽に寝かせると温度差により自然に空気が通うのですが、その空気はきれいな空気でなくてはなりません。さらに、これは伝説的かもしれませんが塩気を含んだ空気でなくてはならないのです。
またラジオでの講演で政孝親父は「ウイスキーは風が造る」ともいっています。風が造る味わいだから「風味」というのだと・・・。
②世界のウイスキーコンテストで最高点を獲る
4~5年前にロンドンのウイスキーマガジン主催で、世界のウイスキー290数種類のブラインドのテイスティングテストがあり、最高点を余市のシングルカスク10年が獲りました。スコットランドのグラスゴーの認証式に行くと、翌日の地元の新聞にでかでかと記事が出ていて驚きました。中には政孝・リタの写真を大きく載せている新聞もありました。地元では「Yoichi」という名前を知らない人がいないくらい有名になりました。それに比べ日本の新聞にはほとんど報道されませんでした。政孝親父が留学してから80数年目のことですが、このことについてもし親父にたずねるようなことがあったら、あの人のことだから「スコットランドを追い越すなんておこがましいことをするな」といったでしょうが、腹の中では「よくやった」といって褒めてくれたと思います。
③竹鶴という名字について
竹鶴家の家系図に名字の由来が書いてありましたのでご紹介します。
康永(こうえい)2年(1343年)、岸本家の境内の竹林に鶴が営巣しました。古来松林に営巣することはあっても竹林に営巣したことは聞いた事が無かったので、この珍事を機会に岸本姓を廃し竹鶴姓を名乗ることにしたそうです。
相談役の語った時間はわずか20分ほどでしたが、目の前で聴くことができて本当に幸せなひと時でした。
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コメント
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