映画鑑賞を趣味にしている者にとって・・・・というか、映画に全く興味が無いという人間はあまりいないと思うので、誰にでも“思い出の映画”というものはあるだろう。それはたとえば、初めて彼氏or彼女と2人きりで映画館に行ったときに上映されていた作品や、気分が落ち込んでいたとき偶然目にして元気をもらえた映画、それまで考えもしなかった映画の見方を教えてくれた作品など、いろいろと考えられる。
かくいう私はどうかというと、やっぱり親などの保護者が同伴せずに、自分たちだけで初めて劇場に入った際に観た映画が最も印象深い“思い出の映画”なのかもしれない。それは中学一年生の頃の話で、鑑賞したのはイギリス映画「小さな恋のメロディ」(71年)だ。しかし、封切り時にリアルタイムで観たわけではない。公開からかなり年月が経過した、名画座でのリバイバル上映であった。

この映画の中身については、今回私があえて説明する必要は無いだろう。有名な作品なので、検索すればいくらでも詳しい情報が得られる。私個人が本作で感銘を受けたのは、使われていた楽曲だ。この映画でビージーズやクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSNY)といったミュージシャンを初めて知った。私が洋楽に興味を持った切っ掛けがこれだったのだ。
特にラストで主人公たちがトロッコに乗って草原の彼方に去って行くラストシーンで流れる、CSNYの「ティーチ・ユア・チルドレン」は絶品だった。あと、ビージーズのそれからの活躍は言うまでもない。
この映画の監督であるワリス・フセインは、本作以降は映画を撮っていないようだが、脚本担当のアラン・パーカーはそれから多彩な仕事をこなすようになる。プロデューサーのデイヴィッド・パットナムも、数々の有名作に関わった。彼らの出世作としても存在価値のある映画だ。
ともあれ、本作と出会ったおかげで、それから私は映画および音楽鑑賞にのめり込む人生を送ってきたわけだが、果たしてそれが正解だったのか、オッサンになった今では判断が付かない。もっと別の趣味を持った方が良かったのかもしれない。もちろんそんなことを考えても詮無いことなのだが、人生というのはふとした切っ掛けであらゆる方向に舵が切られるものだと、改めて思ったりもする。
かくいう私はどうかというと、やっぱり親などの保護者が同伴せずに、自分たちだけで初めて劇場に入った際に観た映画が最も印象深い“思い出の映画”なのかもしれない。それは中学一年生の頃の話で、鑑賞したのはイギリス映画「小さな恋のメロディ」(71年)だ。しかし、封切り時にリアルタイムで観たわけではない。公開からかなり年月が経過した、名画座でのリバイバル上映であった。

この映画の中身については、今回私があえて説明する必要は無いだろう。有名な作品なので、検索すればいくらでも詳しい情報が得られる。私個人が本作で感銘を受けたのは、使われていた楽曲だ。この映画でビージーズやクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSNY)といったミュージシャンを初めて知った。私が洋楽に興味を持った切っ掛けがこれだったのだ。
特にラストで主人公たちがトロッコに乗って草原の彼方に去って行くラストシーンで流れる、CSNYの「ティーチ・ユア・チルドレン」は絶品だった。あと、ビージーズのそれからの活躍は言うまでもない。
この映画の監督であるワリス・フセインは、本作以降は映画を撮っていないようだが、脚本担当のアラン・パーカーはそれから多彩な仕事をこなすようになる。プロデューサーのデイヴィッド・パットナムも、数々の有名作に関わった。彼らの出世作としても存在価値のある映画だ。
ともあれ、本作と出会ったおかげで、それから私は映画および音楽鑑賞にのめり込む人生を送ってきたわけだが、果たしてそれが正解だったのか、オッサンになった今では判断が付かない。もっと別の趣味を持った方が良かったのかもしれない。もちろんそんなことを考えても詮無いことなのだが、人生というのはふとした切っ掛けであらゆる方向に舵が切られるものだと、改めて思ったりもする。