(原題:Blade II)2002年作品。人間とヴァンパイアの血を受け継ぐ吸血鬼ハンターの活躍を描く、ホラーシリーズの第二弾。ドニー・イェンは出てきて早々に退場してしまうけど、ハリウッド製マーシャル・アーツものとしてはそこそこ面白い。
前作の“どこか脳天気なタッチ”はどこにもなく、「ミミック」等で知られるギレルモ・デル・トロ監督のダークな美意識が全編を覆い、画面に重量感がある。今回はウェズリー・スナイプス単独で暴れるのではなく、ヴァンパイア側の特殊部隊まで登場してなかなか賑やか。
それだけアクションも派手になっているが、何より程度を知らないグロ描写が目を引く。特に敵役“リーパーズ”のクリーチャー・デザインは近年のヒット作だろう(夢にまで出てきそうだ)。
脚本はあまり練られているとは言い難く、各エピソードの辻褄合わせも少々苦しいのだが、観ている間は映像の力で退屈を覚えることはない。ヒマつぶしにはもってこいのシャシンだろう。
前作の“どこか脳天気なタッチ”はどこにもなく、「ミミック」等で知られるギレルモ・デル・トロ監督のダークな美意識が全編を覆い、画面に重量感がある。今回はウェズリー・スナイプス単独で暴れるのではなく、ヴァンパイア側の特殊部隊まで登場してなかなか賑やか。
それだけアクションも派手になっているが、何より程度を知らないグロ描写が目を引く。特に敵役“リーパーズ”のクリーチャー・デザインは近年のヒット作だろう(夢にまで出てきそうだ)。
脚本はあまり練られているとは言い難く、各エピソードの辻褄合わせも少々苦しいのだが、観ている間は映像の力で退屈を覚えることはない。ヒマつぶしにはもってこいのシャシンだろう。



