斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

クラウン最高のグレード

2006年11月23日 | クルマ
ロイヤルサルーンGやアスリートGではないということをあらかじめ言っておきます。

実はロイヤルエクストラ・リミテッドではないかと、当方は時々思うのです。
現行型にはまだ設定されていないので、先代である17系が話題の中心になります。
このグレードほど、クラウンを欲しくて購入された方が乗っているグレードはいないと思います。
本日、日光に出掛けた時も数多くの“ロイヤルエクストラ・リミテッドを見かけたとき、以前から気になっていたことが確信に変わったのです。
とても大切に乗られていることが一目で分かるクラウンの多くは“ロイヤルサルーンG”ではなく、話題の中心にしている“ロイヤルエクストラ・リミテッド”なのです。
多くは都下や東京のベッドタウンになっている埼玉県や千葉県のナンバーをつけたパールツートンの個体です。
もうひとつの特徴としてはレースのハーフカバー、高い方のナンバーフレーム、コーナーポールかコーナーセンサーの装着率が非常に高いです。
希望ナンバーで取った4桁の数字を見る限り、1940年代後半生まれの方が多いようです。
これらの個体は20代後半から30代前半に憧れた、「いつかはクラウン」(山村聡と吉永小百合が競演した有名なCMのキャッチコピー)を実現できた幸せな人生を送っているオーナーの下にある、幸せな1台だと思います。
クラウンを通過点の1台や見栄で乗っている人は絶対にロイヤルエクストラは買わないでしょ。一番高いモデルじゃないと虚栄心を満たせないでしょうから・・・

じつはゼロクラウンのロイヤルエクストラ(しかも後期型)も本日、目撃いたしました。パトカーや個人タクシー、法人需要ではなく、個人オーナー様の個体は稀少だと思います。

このような仕様のクラウンを一見しただけで、「ダサい」とか「これだけのお金が払えるならもっと別に買える車があるのに」と思ってしまうのはあさはかだし、失礼なことです。

補足
クルマとは何に乗っているかではなく、何に如何乗っているのかが大切なことだと考えています。だからオーナーの満足度が最も高いグレードが最高のグレードだということです。
17系クラウンなら最終期に特別仕様としてラインアップされた、ロイヤルサルーンプレミアムにも同様に素敵なオーナーが多いと思います。
ロイヤルエクストラ・リミテッド(EMV付き)を予算オーバーで断念した結果、グランデG(EMV付き)に乗る団塊の世代な父親を持つ息子の戯言かもしれませんが。