斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

リコールになったら凄い事になりそう

2006年11月05日 | 本日のニュース
11月4日のニュースで、大阪府堺市内を走行中のヴィッツの運転席側パワーウインドウスイッチ周辺から出火し、運転していた女性が全治3週間の火傷を負うという事故がありました。
yahoo辺りをホームページにされている方ならご覧になったかもしれません。
詳細はこちらで
車ドア出火 運転中の女性やけど 堺市の路上で(当方がいちばん最初にこの件を知った場所です)

実際に事故があったのは先月17日と約20日前のことです。
僅か7年落ち程度のクルマで、この様なことが起きてけが人が出ているのに、事故発生当日にニュースになっていないことが気になります。
60代の女性が保有する無改造の1台からの発火ということで、原因が究明できていないようです。
修理工場でオーナー立会いの下でドアが解体され、本社に持ち帰り出火原因の究明をするとの事です。
部品自体の欠陥なのか、この女性の使用状況でのみ発生する特殊な事例なのかをキチンと公式サイトや新聞・テレビ広告等で公表していただきたいものです。

そういえば、愛知県岡崎市で現行型のハリアーが炎上し、運転していた方が焼死する事件もありましたが、こちらも全国ニュースにはなりませんでした。
参考URLはこちらまで・・・
http://020.gamushara.net/bbs/news/html/vi6257068213.html?r=a

ミツビシのリコール隠しが話題になっていた頃は、ミツビシ車の些細な事故でも大きなニュースになっていたと記憶がありますが。。
立て続けに同じメーカーのクルマの車内から原因不明の出火事故が発生しているというのに・・・

補足
ニュースが消えてもいいように、スクリーンをキャプチャした画像をあげておきます。
先代ヴィッツ自体の生産台数も多いし、スイッチを共用している車種も多そうなので、史上最大規模のリコールになるかもしれません。最近のクルマはパワーウインドウの装着率も高いでしょうし。

街で見かけた車達55

2006年11月05日 | 街で見かけた車達
日本車の中で美しいクーペのひとつでしょう。
その車とはいすゞ117クーペです。

実は13年も造られていたクルマで、総生産台数(9万台に満たない)のに結構な台数が現存しております。
ジウジアーロのデザインによる曲面を多用したデザインのクーペは発表から40年近く経った現在でも、色あせることがありません。
最終型はオートエアコンが装着されているのに、三角窓が残っているなど、永い間生産されてきたことが、容易にわかるモデルです。
“ハンドメイド”と呼ばれる初期型が最も人気が高いのはわかりますが、60年代末から80年代初頭という生産期間の間には年々厳しくなるガス規制や保安基準に真摯に対応してきた結果でもあるので、特定のモデルを非難する気はありません。

見かけた個体は父親と同世代ぐらいのご夫婦が乗る、ごく最近に再登録された3桁ナンバーの付く、スターシリーズのXT-L(SOHCエンジンの上級グレード?)でした。
乗っている方を含めて、紅葉の日光路(実は旧藤原町~旧栗山村)がとても似合うクルマでした。
117クーペは今の日本車に無い、手ごろな大きさの大人が似合う、クーペであることは間違いありません。(新車時はいすゞのフラッグシップモデルで高級車に区分されるモデルであったことは承知済みです。)

いろいろあるみたいですが、個人的には見かけた“スターシリーズ”と呼ばれる角目4灯モデルが一番好きです。
角目+樹脂バンパーにフェイスリフトも、フローリアンほどの違和感は無いので。。(117クーペとしては最もコストダウンされたものだそうですが・・・)

写真は見かけた個体ではなく、ところざわで撮影した、スターシリーズ最終限定車であるXE-Lの写真です。(スターシリーズのシルバーというところは共通です)

補足
ちょっと117クーペのことを調べてみたら、一番生産台数が多いのは量産型丸目なのですけれども、生産中止から25年を経た今では一番見かける機会が少ないような気がします。
そして、スターシリーズのバリエーションの多さには驚きました。
いすゞのクルマらしく、最後期にはXDというグレードで、ディーゼル・クーペも存在していたので、是非動いているところを見てみたいです。