パラリンピックに関して、匿名でライバル中傷の投稿があったそうな・・・
結局、投稿した選手はパラリンピックの出場を辞退することになったとのこと。誹謗投稿に対して裁判所が出した賠償金額は124万円。既に支払われ、謝罪もなされ、パラ出場辞退とは。なんだかスポーツマンシップも薄っぺらいものに感じてならない。
誹謗中傷投稿はやってはならないことだが、そもそも、オリンピックやパラリンピックに大きな期待はしていないので、それが公共の電波をジャックすることの方が無念である。そんなにオリパラの場外における卑劣な対応が、ニュースになるなんて。
そもそも、オリンピックの金メダルは1名(あるいは1団体)が原則なのだから、ほとんど大多数が敗北する。あるいは出場枠が無数にあるわけではないので、その選考においては恨み辛みもあるだろう。そんな中での足の引っ張り合いは、ちまたに無数にあふれている。
オリパラがシーズンだからかもしれないが、この前の都知事選挙でも各種妨害があったし、大統領戦でも誹謗中傷合戦、フェイクニュースのオンパレードだ。
誹謗中傷がニュースになるなら、リンク先のまつもとさんも中傷され、裁判され、正義を貫いた方なので、それをテレビで報道すればいい。ただ、テレビは全国の誹謗中傷裁判の結果報告だけで、終わってしまうだろうが。
今回、テレビで大々的に晒されてしまった加害サイドのパラ選手の方が気になってしかたがない。選手に選ばれ地元の英雄だった選手が、一転、誹謗中傷の加害者。誹謗中傷はやってはいけないことだが、賠償を支払い、謝罪を行い、パラも辞退したにもかかわらず、部外者に叩かれ続けられるのではないかと心配だ。いわば、誹謗中傷した者が、誹謗中傷される逆転状況になるのでは・・・と危惧している。
甘いといわれそうだが、部外者が口を挟む問題でもないし、裁判官でもない我々が罰を与えることはできない。「自業自得だよ!」って言えるのは、今までネットで非難をしたことがない人、あるいは、ネット以外で罵詈雑言を第三者に言ったことがない人ぐらいだろう。そんな聖人いるわけではない。
なんだか、誹謗中傷の加害者をかばっているようにも見えかねないが、要は、つまらぬことでエネルギーをかけることはないだろうということと、テレビでオリパラの話題を減らしてほしいというささやかな願い・・・かな?