名古屋に単身赴任していたときは、この時期の恒例行事は「栗きんとんを食むこと」でした。
しかし、そうそう日持ちしない栗きんとんを東京で入手するのは至難の業。逆に、日持ちするのは私が食べたい「栗きんとん」ではないので。そう混ぜ物だらけの「偽きんとん」だし。
栗きんとん、あぁ、栗きんとん!あの正月の出てくるシロップで甘くしたのとは全くの別物。栗を濾してそのまま茶巾で絞った銘菓。素朴な甘さが、ゆっくりと口の中で栗きんとんが綻ぶほどに広がっていく。その幸福感は半端ないものです。
ゆえに、1つ200円~300円ほどもするのですが、1つ食べるだけで十分幸せになれる栗きんとん。恵那や中津川の栗きんとんが食べることができればね、、、