大阪の吉村知事が「備蓄米を放出しろ」と怒っているそうな・・・
東京に住んでいたので、登場した当初の吉村知事を「実行力があるすごい知事」と思ってしまったが、維新推薦の兵庫県知事同様、疑問符のつく知事と見方を変えている。
備蓄米を放出するにはルールがある。そのルールに該当しない上に、9月から本格的に新米が流通すると言っているのだから、もう少し辛抱するしかないだろう。「お弁当箱にパンを入れて学校に通わせるのか!」と極端な例を挙げて農水大臣を攻撃するが、なんだか、維新の選挙目当ての大衆迎合のようで不愉快だ。こんなパフォーマンスに騙されるのも大概にしないと。
備蓄米を放出することは米の価格に大きな影響を与える。民間で、なんとか米を流通させようと高値で米を集めた方々に、多大な損失を与えて死ねというのだろうか・・・米価格の変動が流通市場に影響を与えることを無視した知事の暴言には疑問しかない。
備蓄米放出のルールに該当しないならルールに従うのが筋。加えて、日曜日にはジョイフル本田に併設されたスーパーに米は山積だったし、昨夜も、近所のスーパーには、電子レンジでチンする米は多数残っていた。お値段は従来比、高いけどね・・・今年いっぱい、高値が続くとの見解もあるが、それが需要と供給に基づく市場価格なら痛みを分け合うしかないだろう。
それ以前に、維新はパワハラ・おねだりの兵庫県知事をなんとかするのが一番の課題だろう。米を目くらましに使って、大衆を誤誘導することは、維新の共同代表としてやめてほしい。