生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

異変?

2019年02月05日 21時38分46秒 | 武蔵野大学大学院

武蔵野大学大学院に対する私の印象は「入りやすくて出にくい大学院」でした。

それが証拠に、平成30年度の入試結果は以下の通り。

研究科専攻入学定員受験者二次選考受験者合格者
人間社会研究科 人間学専攻 60名 77名 70名 68名
実践福祉学専攻 10名 11名 11名 11名
仏教学研究科 仏教学専攻 20名 22名 22名 22名
環境学研究科 環境マネジメント専攻 10名 6名 6名 6名

人間学専攻以外は受験生全員合格。そして人間学専攻も、77人受験して68名合格なので、不合格者はわずか9名です。そんな入学しやすい本学ですが、HP上の平成30年度第2回合格者一覧を見ると、以下の通りになっております。

人間社会研究科 人間学専攻 01970033 01970035 01970037 01970039 01970041 01970043 01970045 01970046 01970049 01970051 01970053 01970054 01970056 01970058 01970060 01970061 01970062 01970063 01970065 01970066 01970067 01970068

人間社会研究科 実践福祉学専攻  019S0012

仏教学研究科 仏教学専攻  01990008 01990013
環境学研究科 環境マネジメント専攻  019E0011 019E0012

もし、受験生が番号順に並んでいたとすると、第2回の人間学専攻の受験生は、最低でも33番~68番までの36人いるにもかかわらず、合格者は22名しかおらず、この時点で14名不合格となっています。

仏教学専攻については、前年全員合格にもかかわらず、今年は第2回の受験生だけで8番~13番の6人に対し2名しか合格しておらず、4名の不合格者を出していることとなります。

仕事が忙しかったため、第1回の合格発表を見逃してしまったのですが、第2回だけで前年比、大幅アップの不合格者を出している状況に危機感すら覚えてしまいます。

ちなみに、修了生の人数は以下の通り。

修了年度修了生数
修了年度 人間学専攻 仏教学専攻 環境マネジメント専攻
平成22年度 30名
平成23年度 50名
平成24年度 49名
平成25年度 46名 3名
平成26年度 41名 3名
平成27年度 44名 5名 3名
平成28年度 34名 6名 3名
平成29年度 37名 1名 5名

人間学専攻は定員の半分程度しか修了していないし、去年の仏教学専攻なんて、修了生はわずか1名・・・SCが必須でもなく、修士論文も書かなくてよい、レポート中心かつ、特定課題研究演習でOKの本学ですら、修了できる学生はどちらかというと、少数派の部類に入ってしまうのです。

「そんなに大変なら諦めようか・・・」と思うのは早計。概ね、学び方がわかっていないだけ。大学院生なのに、そのことを自覚せず、過去の「概ねみんな卒業する通学制の大学」あるいは、「卒業率の高い通信制の大学」と同じ感覚で修了できるだろう・・・と甘い考えで入学するから、自分の「勝手な思い込み」と「現実の院生生活」とのギャップに慌てふためき、挙句、自信を失ってしまう。

 愚かな先輩の失敗事例として、私が苦しみ、なんとかギリギリで修了した姿をさらけ出しているのに(笑)。武蔵野を修了したいらなら、スタディガイドに忠実に行動すればいいだけのこと。参考文献を可能な限りすべて読み、前倒し、前倒しでレポートを書いていけばいいだけのこと。特定課題研究演習も、早めにテーマを見つけて、指示の通りの構成で、数万字を書けばいいだけ。修士論文のように、10万字を書けなんて、言っていないのだから、ハードルが低いことに感謝し、忠実に文献研究を進めればいいだけ。困れば指導教官もいるし、モチベーションさえあれば、何とかなるはず。

にもかかわらず、修了率が低いのは、やはり自律心をキープできないから。学費も安いから、1年ぐらい伸ばしてもヘッチャラって気持ちが、結局、ズルズルと、修了を後寄せにしてしまう。。。

いつも言っているのですが、今回、合格できた方は、ゆめゆめ、合格の感激に浸らないこと。1日ぐらいはいいけど、気持ちを切り替えて、早めに文献等読んでおくこと。あるいは、特定課題研究演習の準備をするとか、学習のスタンバイを行うこと。くれぐれも、「なんちゃって修士」ではなく、「本当の修士」を目指して、今からスタートしてくださいね。

 

コメント (20)
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