生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

「受け容れる、老いと死と悲しみと」

2010年11月01日 22時53分47秒 | 人間学
まず驚くのがp.54の家族介護の「神話」というところ。

>これまで「介護は女がするもの、介護は家族の仕事、昔は日本では
>家族がお年寄りを手厚くお世話したものだ」と思われてきた。

そう書かれていた。それは「<かいご>の<ごかい>」であるとバッサリ斬り捨てている。何故なら、高度経済成長前の昭和30年代、高齢者は重い病気になっても、都市部でさえ、入院することはほとんどなかったからだ。

>「多くの高齢者は数日から数週間自宅で床についてなくなった。」としている。

そう、平均寿命が大幅に延びてしまったがために、寝たきりの問題が発生し、長期にわたる介護が必要となった。これには驚いたというより、驚愕である。


次に驚いたのが、p.80からの「断食死」について。平安時代末期から中世期にかけて編集された修行僧の電気、「往生集」や「高僧伝」を見ると、いよいよ最後の命終の時期が近づくと、彼らの多くが断食に入っていくそうだ。五穀を断ち、十穀を断ち、やがて、木の実や葉も断って、枯れ木のようになっていくそうだ。

この本では、西行も、願い通りの時期に死を迎えているので、自発的に断食死であったろうとしている。

以前から、古典を紐解くと、高僧が予言した通りの時期に死を迎えていることに疑問を持っていたが、なるほど、自発的に絶食して絶命しているのなら、納得が行く。


最後に、この「断食死」を『お迎えのとき-日本人の死生観-』の第1章で書かれたのが山折哲雄先生である。また、p.186にはシスター鈴木(秀子)先生の名前もあがっている。徐々に、知らなければならない先生方の名前が繋がってきた。このタイミングが一番、学習が面白い時期なのかもしれない。
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「新米おかみ奮戦記」

2010年11月01日 22時49分39秒 | 人間学
この本は社会福祉法人を設立し、経営に携わった方が書かれた本です。

法人設立のため多大な困難を乗り越えられたことと、ヘルパーへの厳しい姿勢が素晴らしいと思います。
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「生きて死ぬ智慧」

2010年11月01日 22時42分32秒 | 人間学
この本は般若心経について書かれた本です。

前々から、般若心経を唱えたかったのですが、機会に恵まれませんでした。この本と、ダウンロードした般若心経を携え、一心不乱に国分寺から新宿まで聴き続けました。歩いているときも、帰りも、バスの中でも、家でもBGMが般若心経です。

今日だけで、何十回聴いたかわかりません。

でも、やっと、少しだけ、わかってきたような気もしないでもない。毎日、般若心経を聴き続けます。
コメント (2)
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