生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

MBA考。

2009年01月21日 22時13分03秒 | 産業能率大学大学院
MBAについて思うことがあった。

MBA取得に投下したエネルギーはペイするかしないか?

時間にして、授業だけで約450時間、成果物作成のための時間は授業をのぞいて150時間ぐらいかしら?いや、そんなことないか?あれだけ苦しんだのだからもっとやっているかな・・・

お金は授業料と受験料でピッタリ150万円!MBA取得のためには安い金額だと思います。(無論、正規の大学院なので、通信制大学の時と比べると4倍ほどにもなりますが・・・)


これだけ、時間的エネルギーや経済的エネルギーを投下したが、今のところ、リターンは「ゼロ」である。修了してから、はや10ヶ月。仕事上でメリットがあったわけでもなく、転職するわけでもなく、いつもと同じ生活を送っている。

所詮、600時間=25日程度=1ヶ月にも満たない時間の学習で人生が大きく変わるほど、世の中は甘くない。

じゃあ、MBAは無意味か?

私はそうは思わない。意外と短く見える時間であるが、社会人がこれだけの時間、外部の教育機関で学ぶことは通常ありえない。いわば、やれないことを成し遂げた感があるのだ。

たかだか、1枚の「学位記」と言う名の「紙切れ」であるが、その1枚を獲得した者のみわかる世界がある。その1枚の紙切れを持っている人を見ると、その人が偉かろうと、偉くなかろうと、「あぁ、あなたも苦労なさったのね・・・」と、手を握って、涙を流してしまいたくなってしまう。

悪い例えかもしれないが、「戦友」って感じがする。過酷な学生生活を送り切った同類。しかも、必要ないのに、あえて、苦難の道を選んだ奇人変人。それでいて、なんだか、よくわからぬ正義感や使命感に燃えているやから・・・

そして、そのある意味閉鎖的なコミュニティに入ったことの違和感というか、なんというか・・・授業は少人数制なので、密度の濃い世界。ある意味徒弟関係。だから、先生の研究室に行こうと思えば苦もなく行ける。結構、学内では異色な存在だったので、多くの先生にかわいがってもらえたのも有難かった。

加えて、学友関係。最近、なかなか日が合わなくてイベントに参加できないが、先生を囲んだ飲み会など、スケジュールが合えば参加している。メーリングリストなどでも、情報が入ってくる。

あと、取得した知識。その道の専門家からすれば、まだまだのレベルであるが、一般社会人の中では、専門分野の知識はかなり高い水準にまで達していると思う。それ以外の分野でも、考え方に、大きな狂いは生じない。それが、MBA的思考だから・・・

学習を継続したいと思う気持ちも、大きな成果かもしれない。常に学習するという積極的なマインドは、波乱の日々から得た教訓である。

だから、プラスマイナスで考えると、「かなりプラス」というのが私の思い。ただ、それは、自分自身、楽してMBAを取ろうと思ったのではなく、やりたいこと中心の、かなり困難な道を選択したからこそ感じる思いかもしれない。

厳しい先生の授業を履修して苦しんだ思い出。それが、一番、涙のごとくショッパイ思い出かもしれない。
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資格考。

2009年01月21日 00時04分31秒 | 資格
資格について思うことがあった。

取得した資格の中で一番役立っている資格は何か?

一番良く使うのは「普通自動車運転免許」だと思う。最近、週に1度は車に乗っているので運転できる免許は必須である。

一番有効なのは、学位を資格と言っていいのか微妙だが、卒業証書かな?人生において、大きな選択となる「就職」。その就職活動ではやはり卒業証書がもらえないと、内定取消となるくらいだから、あったからこそ、今の会社で18年も働けたのだと思う。

「証券」「損保」「生保」「信託」と販売できる資格もすべて持っているが、今の仕事では、ほとんど活用する機会がない。

「宅建」も、「行政書士」も、「管理業務主任」も、「旅行業務」も、使う機会がない。ましてや「危険物」「火薬」「毒物劇物」「コンクリート破砕器」なんぞは、かすりもしない。

「FP」もあるけど、なくてもできるしな・・・

「MBA」なんて、本当に使う機会がありゃしない・・・

まあ、資格なんてそんなものだ。メンテナンスしないと劣化していく「保険」みたいなもの。時には、「保険」が有効なときもあるが、何もしていないと「腐って」しまうこともままある「保険」だ。

時に、「イザ、保険の資格を活かすとき!」と思っても、保険同様、保障がおりないことも多々ある。ピンポイントでしか活用できない不便な保険である。

まあ、それでよい。資格で食っていこうと思っていないのだから。頭の体操、ボケ防止。それでいて、時に、「自慢話」や「笑い話」にもなる。

人によっては「フラ夫さんて、かしこいんとちゃう?」と錯誤してくださる方もいる。

滅多に当選しない宝くじともいえる。ごく稀に、めっちゃ、役に立つかもしれぬ。概ね、資格は取得するのに時間がかかるから、事前に取れる資格はとっておくほうが、将来、必要なときに困らないかもね。

これぞ「無用の用」ってやつだ。資格の効果を過信せず、平然としていれば、時に、必要とされることもあるかもしれぬ。
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