モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
先日の記事では、「007/私を愛したスパイ」に登場するクルマの話を書きましたが、今日はネットニュースでこんな記事を見つけました。
(以下asahi.comより引用)
「ルパン三世」愛用の車、50年ぶりに日本で発売へ
伊フィアットの日本法人は22日、昨年に50年ぶりとなる全面改良をした小型車「フィアット500」(排気量1.2リットル)を、3月15日に日本で発売すると発表した。1957年に発表された初代は「イタリア産業デザインの傑作」とされ、人気アニメ「ルパン三世」でルパンが愛用する車としても知られる。税込み価格は225万円。08年は3000台の販売を目指す。
新型500は親しみやすい初代の雰囲気を残しつつ、室内を広くして、環境・安全性能も高めた。フィアットは若者へのブランド浸透を狙い、近く東京・青山にクラブ併設の「フィアットカフェ」を開店する計画だ。
伊フィアットのロレンツォ・システィーノ最高経営責任者(CEO)は「日本はトップメーカーがひしめく厳しい市場だが、最新トレンドに敏感な人たちに新型車が受け入れられると期待している」と話した。
(引用終了・リンク先には新型500の画像もあります)
この記事でも書かれていますが、イタリア車の旧型フィアット500「チンクェチェント」(画像はこちらをご参照ください)は、ルパン三世の愛車として知られていますね。
アニメの中でルパンたちが小さい500に乗って必死に走り回る姿はユーモラスでした。
しかし、私はある日ふと、ささやかな疑問を持ったのです。
ルパン三世は、祖父アルセーヌ・ルパンをこよなく敬愛しているはず。
そして祖父はフランス人。
どうして愛車もフランス車という設定にしなかったのかな?・・・と。
古いフランス車にも、個性豊かな小さなクルマはいろいろあります。
例えば「2馬力」の愛称がある、シトロエン・2CV。(画像はこちら)
これはルパン三世「カリオストロの城」で、ルパンのクルマではないですが出てきていますね。
ルパンの愛車としては、かつてのフランス小型車の代表、「ルノー・5(サンク)」でもいいかなと思ったんです。(画像はこちら)
このクルマはお尻がストンと落ちていて、横から見ると三角形なんですよ。このヨーロピアンセンスあふれる後ろ姿が最大の魅力でしょうか。
ただ、デザインとしてはフィアット500の方がいかにもキュートでマンガっぽいので、これがルパンの愛車になったんでしょうね。
フィアット500は、リュック・ベッソンの映画「グラン・ブルー」で、ジャン・レノ扮するイタリア人ダイバーのオンボロ愛車として登場します。
「あーなるほど、イタリア人だからチンクェチェントに乗ってるんだ」と、うまい小道具だなぁ・・・と感心した記憶があります。
そんなわけで、私は「チンクェチェント」=「イタリア」を連想するので、フランスとはイメージが結びつかないため、ルパンの愛車としてはずっとちょっと違和感も感じていました。
ルノー・サンクじゃダメ?って感じで。
地味で嫌なら、カタチがもっと派手な「サンク・ターボ」というのもありますから。
とはいえ、長い間イメージが固まっている「ルパンの愛車・フィアット500」。
ルパンシリーズの新作では、クルマも新バージョンにモデルチェンジするでしょうか。ちょっと楽しみですね。
思ったより小型の車だったのですね^^
でも、値段は一人前だわ~^^;
3000台ならレアですね。
ヴィシアさん、車に詳しいですね!
私は全然ですよ~(笑)
新しいルパンシリーズで車も新バージョンになったら面白いでしょうね^^
でもやっぱり絵的にはフィアット500ですな。ルノー5は写真を見ましたが、なんだかちょっと前の日本車みたく感じました(ルノーには知失礼だけど)。
フィアットは今日のニュースで知ったけど、ヨーロッパでは既に発表されていたんですね…
★のりまき1975さんへ:
ルパンは最初の頃は、ベンツやアルファロメオのスポーツカーに乗っていましたね。
私も全部見ているわけではありませんが、「カリオストロの城」あたりから、いつのまにかフィアット500が定番になっていました。
この新型500は、Melodyさんのコメントにもあるように、ヨーロッパでは既に売られていて、なんと2008年カー・オブ・ザ・イヤーもとっているんですよ。
なので話題性としては十分ですね。
スペックの割には価格が高く、左ハンドル仕様しかなかったりしますが、何しろルパンのクルマだし、スタイリングだけでも売れそうな気はします。
いろいろ書いてますけれど、私、ペーパードライバーなんですよ~・・・(^^;;
★Melodyさんへ:
初めまして、ようこそモンブランへ!
ルノーには、実は「5」の前に「4(カトル)」というのがあり、こちらの方がデザインとしては丸っこいので、記事でも、5でなく4を推せばよかったかな?とも考えました。
発売されていた時期も、500と4はかぶっているので・・・。
(ルノー4の画像はこちら↓)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%BB4
どうして5を推したかというと、イタリアでのフィアット500に相当する、超・大衆車だったからです。
でもMelodyさんのおっしゃるとおり、アニメでルパンが乗るならやっぱり、ちんまりと丸っこいフィアット500の方がいいですね。
フォルクスワーゲン・ビートルでもよかったのかもしれませんが、ビートルは既に日本でもかなりありふれたクルマになっていたので、もうちょっと珍しいクルマにしたかったのでしょうね。
「とっつぁん」の乗った無骨な四角いパトカーに追いかけられる、丸いフィアット、という対比が、絵的に面白いですよね。
のりまき1975さんへのレスにも書きましたが、500はカー・オブ・ザ・イヤーも取っています。
ぜひ実車を見てみたいですね。
よろしかったらまた遊びに来てくださいね!(^^)
ご訪問頂きありがとうございます
今後も宜しくお願いします、
ルパン おもしろい漫画ですね
孫とたまに見ています、
赤い『二度塗り』のチンクが印象的(この後出てくるモーターボートも赤なんだけどw)
ルパン三世のクリーム色のチンクは印象的ですね。
スーパーチャージャー搭載でむっちゃ早いし(笑)
ありゃーどう見ても、宮崎駿の趣味としか思えません。
実は、この新型(やっぱNOVAって言うのかな?)欲しかったりします。
しかし、使い道がないので買いませんが(笑)
ってか、うちには不動の先代500があるしなぁ。
ちなみに、先代のチンクはハードボイルドで硬派な車ですよ。
★ryuji_s1さんへ:
お孫さんと一緒にアニメを楽しまれるとは、心温まりますねー。
今夜の晩ご飯は、何だったのかな?(^^)
★まさんへ:
もうこの記事は絶対、500オーナーのまさんにコメントをいただきたいと思っていました。(笑)
グラン・ブルーもルパンもそうですが、クルマの色がよく考えられているんですよね。
グラン・ブルーは海がたくさん出てくるから、車の色はわざと赤で、コントラストをつけたんでしょう。
確か途中で全部赤に塗るんでしたよね。
ルパンは、キャラが色とりどりの服(ルパンは赤ジャケットだし)なので、色のバランスを見てクリーム色にしたんでしょうね。
初代の500は2CVとイメージが似ていますよね。たぶん、2CVの方がローコストだったのでしょうけれど。
初代フィアット500(通称トッポリーノ)は、確かワーゲンビートルと似たような設計年度じゃないかな?
戦争前後位。
二代目のnova500事チンクは50~60年代かな?
限りなく合理的な設計で、驚く程部品点数が少ないですが、乗り心地は悪くないですよ。
シートは座椅子みたいな作りですが、座り心地は良いです。
イタリアの車のシートの座り心地がいいのは、女性を抱くのが上手いからだと、キザで、今ならセクハラなコメントを聞いた事があります。
フランスの2CVはいつ頃の設計かな?
コンセプトは、家族4人と子牛を一頭、ジャガ芋とタマゴを乗せ、タマゴが割れない事。デザインはコウモリ傘のイメージだったかな?
29馬力でチンクよりハイパワー(排気量もでかいけど)でした。
さて、そんなこんなで新型500の乗り味が気になります。
そのぐらい、私たちの世代では「フィアット500=ルパン三世」ですよねー。
で、ちょいと調べてみましたところ、どうも「ルパンを冴えないおじさん泥棒」として描くためと「絵自体がベンツSSKなどより描きやすいから」というのが有力な理由のようです。
たしかにカリオストロ…ではとっつぁんやルパンの食料には「カップヌードル」とか「赤いきつね(らしきもの)」が登場したりして、なんか庶民的で冴えない感じを敢えて所々で強調してますよね。
別の漫画ですが私の大好きな「MASTERキートン」(キートンは2次元では理想のタイプです♪)の主人公太一も、普段は冴えないけど実はカッコいいおじさんです。
庶民的で親しみがあって、それでいてカッコいい。
ルパンが007ぐらいキマッていたら、もしかしたら日本でここまで人気は出なかったのかもしれませんね
★まさんへ:
シトロエンのシートも昔から定評ありますよね。
C4のシートも、何気ない作りなのですが、「おっ」と思うくらい収まりが良かったですよ。
あの技術は、やはりそのへんのところから来ているのでしょうか。(*^^*)
2CVに「子牛が1頭」、どのあたりに入るんでしょうか・・・。
New500、そのうちどこかでインプレッションが読めそうですね。
★りりあちゃんへ:
へ~、札幌だとあのクルマは冬場はキツイと思うけれど、寒冷地用に改造しているんでしょうかね。
確かに500はかなり省略して描いても、たぶん特定できるスタイリングですから、アニメにはぴったりです。
「庶民的で親しみがあって、それでいてカッコいいおじさん」を映画で実現したのが「ダイ・ハード」でしょうね。
実は私のブログにて「何故ルパンはフィアットに乗るのか?」についての駄文をUPし、他にも同じ様な事をお考えになっている方がいるのでは?と検索し、こちらにお邪魔致しました。手前味噌で恐縮ですが、ルパンとフィアットの関係についてグダグダと語っております。よろしければ御一読下さり、ヴィシア様の御意見などコメント下されば幸いです。また既に御存知でしたら恐縮ですが、ディズニー映画「カーズ」に登場する黄色いフィアットは。「カリオストロの城」へのオマージュだそうです。みんな好きなのですね。失礼しました。
ブログ拝見しました。とても詳しく書かれていますねー。
私はルパンの歴史についてはあまり詳しくないんですが、確かに「カリオストロの城」で、ルパンは”かっこよくないおじさん”というキャラになりましたね。(カッコつけるところもありますが。)
そんな、かっこよくなくて憎めないところが、チンクェチェントのイメージと重なったように思います。
そういえば「カーズ」に黄色いのが出ていましたねー。なるほど、オマージュなんですか。
キュートなちっちゃいクルマを愛する人は、不滅ですね。
また遊びにいらしてください。(^^)
いやもぅ、自分と同じ様な疑問を持っておられる方がいらっしゃるのを発見して嬉しくてつい,手前味噌でお恥ずかしい己のブログの紹介などしてしまいました。失礼しました。またお邪魔します。
同じことを考えている人を見つけると、嬉しくなりますよね。ブログを書いててよかったなと思います。
これからもよろしくお願いいたします。