モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
寒くなってくると、インドア派の私でも太陽が恋しくなります。
ついこの間まで猛暑でうんざりしていたはずなんですがね。
夏の太陽を閉じ込めたようなミカンも、今年は豊作のようで安く買えてうれしい限りです。
太陽の恵みを感じさせてくれる食べ物だな・・・といつも思うのが、ハチミツです。
以前ご紹介した、スペインの高級ワイナリー、ヴェガ・シシリア経営の食品会社、「エル・ケシガル」の
オレンジの花のハチミツは、ほんとうにネロリ(オレンジの花)の香りが口に広がる、ちょっと優雅なハチミツでした。
今日はその「エル・ケシガル」社のハチミツの中で、たぶん最もメジャーな「マルチフラワー」ハチミツをご紹介します。
これは、その名の通りいろいろな花からのハチミツを混合したもの。
オレンジの花のハチミツは、澄んだ金色ですが、こちらはもっと色が濃くて、琥珀色と言った方がいいかもしれません。
色からのイメージどおりに、味わいもコクがあってとても複雑です。
黒砂糖のようなこってりした甘味をベースに、明らかに多様な花の香りがぶわっと口の中で広がります。
バターを塗った焼きたてトーストにたらすと、甘いもの好きならたまりませんよ~。
オレンジの花のハチミツのように、はっきりした爽やかなキャラクターではないのですが、
もっといろいろな花が咲き乱れた、さんさんと日の当たる力強い野の花畑のイメージです。
ハチミツって奥が深い食べ物だな・・・と思いますね。
いろいろな産地の、いろいろな花のハチミツを食べ比べてみると、みんな面白いくらいに味が違います。
ワインみたいに、うっかりするとハマってしまう世界かも。
またしゅんけいに根こそぎ舐められないように、キープしておかなくては・・・。(^^;