モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
今夜は「Weblog喫茶」らしく、ちょっと珍しいお茶をご紹介します。
私は昔から紅茶が大好きで、いろいろなお店のものを試してきました。
実母を病気で亡くした後、札幌の父が再婚した女性も紅茶が大好きで、趣味が高じてティーインストラクターをしており、時々私とメールなどで紅茶の話で盛り上がっています。
関東と比べて札幌は、まだまだおいしい茶葉を直接買えるお店は少ないです。
そんな義母がネットなどでいろいろ探して見つけ出し、自分で試してから私に「ここのはおいしいのよ~」とおすそ分けしてくれたのが、
吉祥寺「Gclef」(ジークレフ)の紅茶です。
確かに、ダージリンなどいつもおいしい、いい茶葉を扱っているので、私も今はこのお店が一番のお気に入りです。
実際に吉祥寺のお店に行ってみたこともあります。間口の小さなお店なのですが、店主さんがとにかく素晴らしい「紅茶オタク」。
少々たっぷりめの体型で、試飲の紅茶をいれてくれながら語るその知識の深さに驚き、紅茶の話をしたらいつまでだってOK… と言わんばかりのお茶好き度に、私はますますこのお店が気に入ったのでした。
さて、そんな「Gclef」のお茶の中から、今夜はちょっと珍しい「キームン紅牡丹」をいただきました。
これは、世界三大紅茶の一つ、中国紅茶の「キームン」の、春一番に摘まれた柔らかい茶葉を、牡丹のようにあしらった工芸茶です。(お茶の説明書きより一部抜粋)
茶葉はこんな感じで、大き目の茶葉を直径5~6cmの円盤状に、タコ糸でしばってまとめてあります。
これ1個で2杯分くらい。
ポットに入れて熱湯を注ぎ、しばらくすると茶葉がきれいに丸く花のように広がっていきます。
見た目にも美しく、楽しいですね。昔お祭で売っていた水中花を思い出しました。
5分くらいでカップに注ぎます。
実は私はキームンはもともとあまり好きではなかったのですが、このお茶はおいしかったですよ。(^^)
キームンというと、ちょっとスモーキーな香りと味わいで、古木のような味というか、少しクセが強いものが多かったのですが、これは燻香は柔らかめで、とろりとしたかすかな甘味が感じられ、春のお茶の優しい温かみのある味わいで飲みやすかったです。
休日の午後、ポットの中で、お湯を赤く染めながらゆっくりと咲いていく大きな水中花を眺めつつ、お茶うけを用意する時間はうれしいものですねー。
しかし、これを1個1個手で作るのって、大変だろうなぁ・・・。(^~^;