ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/20日 南アルプス林道歩き その3:カツラ ミヤマザクラ イカリソウ ヤマブキ シナノコザクラ(充分遅い)

2016-05-28 07:02:24 | 草花
林道歩きはバスが通るほどの道ですから、北沢峠までなだらかな登り坂の道で、歩いて困難を感じることはありませんので、自分のペースでのんびりと歩を進めればよいのです。
これが一人歩きの最大の利点ですね。

パーティーでの行動の場合は全員の速度が等しくないと、パーティーとしての意味を成しませんから、速足の人も、鈍足の人にも多少のストレスはあるはずです。

この道は一般には封鎖されていて、バスと通行許可車両だけが通る道ですので、閑散としていて、一人歩きする小生の想念の邪魔になるものは何一つとしてありません。
いわば最大限の自由の真っ只中にあるといってよいのでしょうね。

幸いなことに天気の崩れはありませんので、この時、気に掛かっていたのは、下山してから、帰り道の交通渋滞のことくらいのものだったかもしれません。

カツラ ↓

道沿いには植えられたものなのかカツラがたくさん出てきます。



近写 ↓

葉が丸くて温和な木という感じがします。



ミヤマザクラ ↓

切り立った崖のようになっている場所でミヤマザクラの花が咲いています。
ソメイヨシノの華やかさとは較ぶべくもないような姿ではないでしょうか。



イカリソウ ↓

イカリソウの花は、少し高度が上がってきたことによって、時季がぴったりと合致してきました。



ウド ↓

ウドかどうか柔らかいところを毟り試食してみました。この植物に特有の香りがします。



一回り ↓

この木のお題は何でしょうか? 「逡巡」? それとも「遊び心」? それとも「なりゆき」?



ヤマブキ ↓

ヤマブキをうまく写せませんでした。



柳の一種 ↓

高山型の柳は幾種類かあるようですが、その区別は難しくて、種の同定ができません。



アオダモか? ↓

崖から幹を立ち上げて咲いていた、トネリコ属の仲間です。アオダモでしょうか。




戸台川を見下ろす ↓

林道から見下ろす戸台川は300メートルも下にあります。



対岸の崩落地 ↓

対岸の崩落地は地図上では幕岩と記されたあたりのようです。

ズーム ↓

崩落地の中に横に走る筋がありますが、あれはカモシカの足跡だと以前聞きました。



ムシトリスミレ ↓

岩盤の直下にムシトリスミレが細々と群れています。花には少し早かったようです。
葉の表面に粘液があり、小さな虫が捉えられています。(微細な黒い点々)



カツラの”並木” ↓

ここではカツラの木が並木のようになっています。やはり道沿いに植えたのでしょうね。



フジアザミ ↓

大型のアザミ・・・フジアザミは未だ芽が出て間が無くて、一生懸命の成長過程にあるようです。



イケマ ↓

これはガガイモ科のイケマですね。試みに葉をちぎると乳が出てきます。



シナノコザクラ ↓


シナノコザクラ ↓

目当てにしていたシナノコザクラはもう花がしぼんで散っていました。
季節の進み方が驚くほど早くて、危機的にさえ感じました。



ヤグルマソウ ↓

ヤグルマソウは大型の草ですが、ここではまだ小さくて幼い葉を艶々させていました。
しかし葉の形だけはしっかりと矢車の様子になっています。



フキの群生 ↓

フキノトウはもう終わっていると見えて、ここでは小さな葉だけがあたりに広がっていました。
コメント (8)
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