ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

国指定(昭和13年8月)の天然記念物 小堤(こづつみ)西池のカキツバタ群落を観賞

2016-05-07 19:17:08 | 草花
先日、別の場所を歩いている時に、カキツバタの花が咲いているのを見て、もう花が来ていることにびっくりしました。
そして同時に刈谷市北部の小堤西池にある天然記念物の群落はどうなっているのか気がかりになりました。
本日は朝のうちに雨も上がり、次第に比較的穏やかな天気になってきましたので、そこまで見に行くことにしました。

自転車で午後一時に漕ぎだしてから、およそ一時間後に小堤西池につきました。距離を見ますと13kmありました。
池の少し手前に自転車を置いて、花の咲く場所まで300mくらいでしょうか、歩いて近づきました。

小堤西池を遠望 ↓

眼前に広がるのは前景が小堤西池で、その背後は池に水を供給する丘陵地帯の林です。



天然記念物の石碑 ↓

天然記念物の指定区域となっているのは、池の部分が約2ヘクタールで、背後の丘陵地部分が約4.3ヘクタールになります。


カキツバタ ↓


色の濃いもの ↓


池の中の群生 ↓

花は全体の五分程度かな・・・・とボランティアの方が言っておられました。



ニセアカシア ↓

この下で写真を撮っていると良い香りがしてきました。



やや薄い色 ↓


池の向こう側 ↓


濃い色 ↓


蕾 ↓


蕾がはじける ↓


五郎丸? ↓



この心和む景観は、この池とカキツバタの群落があってこそのことですね。
しかし、ここの植生と景観維持のために知元の方及びボランティアの方たちの長い年月にわたる保護活動があることを忘れてはなりません。

暑さのさなかに、池に入り、ヨシやアンペライなどがカキツバタを押しのけて繁茂するのを防ぐために除草作業を行ったり、池の水源確保のための丘陵地の管理など、多方面の活動が続けられています。

コメント (2)
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希少植物探勝:クマガイソウ ヤマシャクヤク ギンラン エビネなどに逢ってきました。

2016-05-07 08:12:03 | 草花
山野草の楽しみ方には大別して二通りのものがあると思います。
一つは栽培して楽しむものと、もう一つは現地に行ってそれを探して見つけ出す楽しみですね。

小生の場合は断然後の方で、山に入って見つけ出す楽しみの方に限定されています。

「山野草愛好家による盗掘」とか「そういう人を相手にする悪徳業者の乱掘」という常識を逸脱した行為からは遠くに身を置いていたいものです。
ですから稀少とされる植物が園芸店などに売られていても、それを購入しようとは思いません。
需要があれば、悪徳業者の供給に力を与えることになるからです。

今回は山に入って、希少種を探し回る楽しみを味わってきました。

クマガイソウ ↓

















今回クマガイソウは三つの場所で見ることができました。
一つは庭の裏山で栽培していたものであり、もう一つは栽培したものではないけれど自生のものを保護しているものでした。
最後の一つは小生が山中を徘徊して見つけたもので、残念ながら株に勢いがなくて花をつけてはいませんでした。



ヤマシャクヤク ↓







ヤマシャクヤクはかなりの急傾斜で群落を作っているグループがいくつか分散していました。
しかしながら、時間が早すぎた所為なのか、花の形が不整形で、その点では「あったことの証拠写真」的なものになりました。



ギンラン ↓



小生がこのランに出会うことは非常に少なくて、これを自分としては希少植物と考えていますが、地方によっては簡単にみられるようですから、希少植物扱いに異論のあるお方は、それがすなわち良い地方に住んでいる・・・・ということになるのかと思います。



エビネ ↓





先日は標高の低いところで見てきたばかりのエビネでしたが、ここではどれもみな蕾の姿でした。



昭和40年ころまでは、こういうものを希少種なんて思ってもいなかったことでしょうが、高度経済成長の頃から、生活に余裕が出てきて、同時に多方面に趣味が広がったことによって、「本来、そう在ってはならないこと」にまで欲望が捻じ曲がって広がった結果、このような特徴ある植物が「稀少化」されてしまったことは残念でなりません。
コメント (6)
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5/1日 陣座峠から富幕山を一回り その2:林道歩きで失敗 またまた藪漕ぎの羽目に 

2016-05-07 06:36:55 | 草花
5月1日に歩いた山行のレポートをやっているわけですが、今日で6日遅れですね。
そのほかに家の付近を精力的に歩いた時の画像もありますので、毎回富幕(とんまく)山のレポートの末尾に「付録」として、写真を5枚ずつ張るようにしています。

山の記事のところに別途行動時の写真がつくのは違和感があろうかと思いますが、こうでもしないと撮った写真がはけて行かないので窮余の一策として無理を通しています。
そんなわけですので、読みづらさについてはご容赦ください

ギンリョウソウ ↓


同上の近写 ↓

林道が歩き始めに2つあり、うっかり違う方の林道を歩きだしてしまいました。
それに気づくのが遅れた分だけ、正規の道とは距離が離れてしまいました。
仕方なしに藪漕ぎをして、正規の道に戻ろうと苦労しています。
ギンリョウソウはそんな藪漕ぎ中に出てきました。



ジシバリ ↓

正規の道に戻り、緩い登り勾配の中を、のんびり歩いていきます。




クサイチゴ ↓

クサイチゴは実の熟すのが早いですね。花が終わってから、実を食べられるようになるまでの期間が短いです。



コバノガマズミ ↓

ガマズミの花は終わっていて、コバノガマズミの花ももう遅い感じがして来ました。



フキ ↓

怪我をしていなければ、ここに来てフキノトウでも摘んでいたかな・・・なんて思いながら通り過ぎます。



木の間に宇連山 ↓

木の間に宇連山が見えていますが、空は濁っていて見通しは悪いようです。今回この山から富士山を見ることはあきらめなければならなくなりました。



タラノキの芽 ↓

道端に一本だけタラノキがあります。たくさんあるならば若芽を頂きたいところですが、今回は素通りします。



アセビの新芽 ↓

やや暗い林間に華やいだ色が見えました。何の花かと思って近づくと、それは花には非ず。
アセビの新芽でした。



また、ササユリ ↓

またササユリの若い茎を見ました。もう少しすれば、この山でもササユリの花に出逢えるようです。



キランソウ ↓




ミツバツチグリ ↓

ミツバツチグリ、とキジムシロは花だけ見ると似ていて見分けが来ませんが、葉の様子で判断しました。


登山道に入る ↓

林道はまだ続いていきますが、この場所から山道に分岐していきます。
ここから山頂を目指して西進していきます。


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「付録」:付近を歩き回ってみた事物を並べます。
甲羅干し ↓

ミシシッピアカミミガメが岸に上がって甲羅干しをしています。水辺すぐ近くの場所にいるのは、すぐに水に飛び込んで逃げるための安全策みたいです。



ノイバラ ↓


同上の近写 ↓

ノイバラの最盛期入りしていて、この散歩中に随分花を見ました。
普段は邪魔なバラと棘ですが、花は美しくて、香りも良いですね。



オモト ↓


同上の花近写 ↓

昨年のオモトは実の残り方が良くありませんでしたので、今年は人工授粉でもしようかと思って、絵筆を持ち出してトライしてみましたが、果たしてうまくいくのかどうか・・・・・
コメント (4)
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