ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

京都市北部の伏条台杉と滴る緑(下:最終):緑麗しき谷間 カツラの大木 トチノキの大木 ハシリドコロ  

2016-05-21 07:18:37 | 草花
伏条台杉の点在する尾根から離れて谷筋に下りて行くと、今度は緑麗しい、まるで夢の中にいるような空間が用意されていました。

頭の上には太陽の照り付けがありますが、それを優しくさえぎる広葉樹の葉が、日に透かされて、明るい樹陰を作ってくれます。
そんな中をしばらく進んでいくと、谷筋の下り勾配がなだらかになり、そういう場所には、大木が点在しています。
樹種はカツラやトチノキ、それにサワグルミなどが主体でしたが、これがあたりの雰囲気をとても和ませてくれています。

沢沿い、沢底を漫歩し、そこで昼食をとったのちに、来た道を戻ることにします。
谷筋を下る ↓

太陽の強い光は木々の葉に遮られて、優しい光となって身体に届いてきます。



ヒトリシズカ ↓

花の終わったヒトリシズカも姿を見せます。



カツラの大木 ↓

根元から幹を叢生させたカツラの木が現れました。かつては薪炭伐り出しの供給源だったのでしょうか。



ハシリドコロ ↓

見るからに葉の柔らかそうな草が群生しています。シカが食べないのはこれに毒があるからでしょうか。



カエル ↓

何かが動いたように感じられ、目を凝らしますが、それが何なのか見つけられません、もう一度手を動かしてみると、ピョコタンと動き、それがどこにいるのかわかりました。
これでも保護色としては有効のようです。



緑に包まれて ↓

緑が嬉しい谷筋を下って行き、適当なところで昼食タイムにします。



トチノキの大木 ↓

左下に人が配置されていますので、その大きさを判断していただけると思います。



ネコノメソウ ↓

この葉の配置は見覚えがあります。 花がないのでちょっと考えてしまいましたが、おそらくネコノメソウ属の葉でしたね。



タニギキョウ ↓

尾根に登り返す途中で、もう一度タニギキョウにご挨拶していきます。



伏条台杉 ↓

今山行で見た最大規模の台杉でした。天然記念物級と見ましたが、格別の保護措置はしてありませんでした。 京都北山ではこういうものがゴロゴロしているのではないかと思いました。



取付かれた台杉 ↓

来るときに見た記憶のある場所に戻りました。角度を変えてもう一度撮ります。
「弱り目に祟り目」という言葉を思い起こしました。

尾根から下りて、車を置いた場所に戻り、家路につきます。

名神・新名神・東名阪・伊勢湾岸道と4つの高速道路を乗り継いで戻りました。
今回、通しで運転を引き受けてくれた方に感謝しつつお別れをします。
コメント (6)
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