従来のバナー広告が目障りと感じる消費者の増加からクリック数が減少してきたことを受け、消費者にストレスを与えずサイトの記事に溶け込むように表示される広告のことをこのように呼んでいます。
即ち、ネイティブ広告は、サイトの記事と同様のデザインやスペースで構成されています。
ニュースの配信やSNSの投稿に表示されるなど2014年頃からスマホ向けの広告としての掲載が増えてきているようです。スマホ向けネイティブ広告の市場規模は、2014年が38億円で2017年には350億円まで増加すると予測されています(CyberZとシードプランニング)。
ネイティブ広告としては、「インフィード型」、「レコメンドウィジェット型」、「ペイドサーチ(検索連動)型」などが知られています。
(1)インフィード型:記事と記事との間に表示されるもの。例えば、twitterやFacebookのタイムライン上に表示されたり、ニュース配信アプリなどに表示されるもの。
(2)レコメンドウィジェット型:記事の閲覧や商品購入履歴などを分析して、当該記事を読んだ人へのお薦めとして記事の下などに表示されるもの。
(3)ペイドサーチ(検索連動)型:グーグルやヤフーなどの検索エンジンの検索結果に合わせて上部や右サイドなどに表示されるもの。
(4)その他:プロモートリスティング型、インアド型等
なお、本来の記事との区別がつきにくい問題も指摘されており、それに対処するため、日本インタラクティブ広告協会(JIAA:Japan Interactive Advertising Association、旧インターネット広告推進協議会)では、2015年3月にネイティブ広告に関するガイドラインを策定しています。リリース(2015.3.18)のサイトは、http://www.jiaa.org/release/release_nativead_150318.htmlです。
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