音声配信のインフラが充実してきたのに伴いその市場が立ち上がりつつある、「声」に着目したビジネスです。
魅力的な声を持つ人が朗読や歌、雑談などを配信したり、著名人などの声を合成しアプリなどで利用したりされています。また、音声による広告「音声広告」も今後の拡大が見込まれており(注:デジタル音声広告で2019年の7億円が2025年には420億円に拡大を予測、デジタルインファクト調査)、生体認証のひとつ「音声認証」の活用なども海外で始まりつつあるようです。
具体例として、「カワボ」(カワイイボイスを持つ人)による音声配信サービス「Spoon(スプーン)」による配信、「コエステ」(注:エイベックスと東芝デジタルソリューションズが2020年2月に設立)による、音声合成された著名人などの声のエンタメ活用などが知られています。
「声」を利用する「音声ビジネス」は、動画よりも安価かつ短時間で制作でき、また「ながら聞き」が可能で再生時間が長くできるため広告配信にも向いているようです。
今後の成長が期待されます。