気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“SDN(Software Defined Network/Networking)”とは

2013-04-26 23:47:00 | Weblog
SDNはネットワークの仮想化(物理的な機器や構成などをユーザに意識させないようにすること)の流れの中で用いられている言葉で最近の重要なキーワードになっているようです。流行のきっかけは、OpenFlowと呼ばれるプロトコルの登場にあったようです。

SDNはネットワークの構成や制御をソフトウェアによって自由に実現しようとする概念あるいは実現を可能とする環境を指しているようです。

ユーザの要望に応じそれを実現する機器やソフトウェアをユーザに見えない手順を踏んで設定されたネットワーク、あるいはそのようなネットワークを構築することを指しているようです。

雑誌の解説などによると、SDNは以下の3つの基本概念により構成されるようです。

①仮想化技術:1つの物理ネットワーク上で、多数の論理的なネットワークを互いに独立に動作させる技術
②SDNコントローラ:物理ネットワークの仮想化と論理ネットワークの多重化、リソース共用管理・構成管理などを制御するソフトウェア
③OpenFlowなどの標準化されたプロトコル:パケット転送機構から独立したSDNコントローラが、ネットワーク機器の設定や動作を遠隔制御で集中的に行えるようにするプロトコル

上記のユーザ要望とは主にビジネス上の要望を指しているようで、例えば、「来月は繁忙期のため、Webサイトの負荷耐力を今月の2倍に拡大したい」などといったものとなります。


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“小型家電リサイクル法”とは

2013-04-24 23:45:58 | Weblog
2013年4月1日に施行された法律です。

使用済みの電子機器類(携帯電話端末、パソコン、電子レンジなど)を回収し、貴金属やレアメタル(希少金属)などの再資源化を目指すものです。

対象となる電子機器類は、従来の家電リサイクル法で回収されるテレビやエアコンなどを除く、ほぼすべての小型家電となります。回収は自治体が主体となって行うようになっており、どの家電を回収するかは自治体に任されているようです。

回収方法も色々あるようです。全部で7パタン(ボックス回収、ステーション回収、ピックアップ回収、清掃工場持ち込み、戸別訪問回収、他)が用意されていて、どの方法で回収するかは自治体が決めるようになっているようです。

法に則ってリサイクルを行う自治体や業者には、国から「小型家電再資源化マーク」が発行され、違法回収業者などと区別できるようにしているようです。

回収における消費者の費用負担はないようです。

回収の実施は自治体の責任の下で行うようになっているようですが、4月から回収を始めている自治体はまだ少数のようです。

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“dynabook KIRA(キラ) V832(東芝)”とは

2013-04-22 23:52:29 | Weblog
東芝が、4月24日に発売予定の薄型のノートパソコンです。

「ウルトラブック初、タッチ操作対応の高精細WQHD液晶を搭載」「-フルHDを超える約370万画素(2,560×1,440)で、写真や文字をきめ細かく表示-」といったフレーズが付けられています。

13.3型でフルハイビジョンの1.8倍の約370万画素(2560×1440ドット)という超高精細な液晶ディスプレイを搭載したUltrabookです。

OSはwindows8、CPUはCore i5-3337U(1.8GHz/最大2.7GHz)、メモリは8GB、補助記憶は128GバイトSSD などとなっています。

直販モデル(Webオリジナルモデル)(CPUはCore i7-3537U(2.0GHz/最大3.1GHz)、補助記憶は256GバイトSSD)も用意されています。

一眼レフカメラで撮影した写真や高画質の映画などを楽しむのに適しているようです。

オープン価格ですが、17万円前後(店頭向けモデル)と想定されています。

プレスリリース(2013.4.18)のサイトは、http://dynabook.com/pc/support/press/20130418.htmです。

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“スマホと連携できる製品”とは

2013-04-20 23:45:49 | Weblog
スマートフォン(スマホ)で撮影した写真や映像などを手軽に共有できるような製品です。スマホの普及を受けて、この種の製品が登場しつつあるようです。

製品の例としては、�バッファロー製ディジタルフォトフレーム「おもいでばこ」(2012年11月発売、1テラバイト内蔵のもので約2万5000円)、�オンキョー製ミニプロジェクタ「PP-D1」(2013年3月発売、約3万6800円)、�加賀ハイテック製メディアサーバー「ミーオバンク」(2011年9月発売、約2万円)などが知られています。

�は、スマホと無線LAN(Wi-Fi)で接続し、スマホからこの製品に写真や映像のファイルを送信したり、写真共有サイトからこの製品に写真などを取り込めるようです。プレスリリースのサイトは以下です。
http://buffalo.jp/product/news/2011/11/08_01/

�は、小型軽量(手のひらサイズ、重さ280g)で、スマホとケーブルでつないで写真や映像を楽しめるようです。3m程度離れて70型の大画面でも大丈夫なようです。プレスリリースのサイトは以下です。
http://www.jp.onkyo.com/news/newproducts/online/20130226_ppd1/20130226_ppd1.pdf

�は、手のひらサイズの製品(記憶容量は200GB、重さ約210g)で、スマホから無線LAN経由で取り込んだファイルを記憶でき、外出先で写真や映像を楽しめるとのことです。SDカードにも対応している姉妹品「ミーオバンクSD」(5980円)も人気のようです。ニュースリリースのサイトは以下です。
http://www.kagaht.co.jp/news/pdf/2011/KH110036.pdf
http://www.kagaht.co.jp/news/pdf/2012/KH120022.pdf



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“ルミックス DMC-GF6(パナソニック)”とは

2013-04-18 23:31:04 | Weblog
パナソニックが4月24日に発売予定のミラーレス型一眼カメラです。

無線LANのWi-Fiに対応した製品となっており、撮影した写真をその場でモバイル機器(スマートフォンやタブレット端末など)へ転送して楽しめるとのことです。

オープン価格ですが、本体のみで5万5000円前後、レンズ2種類付きで8万5000円前後のようです。

プレスリリース(2013.4.9)のサイトは、http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/04/jn130409-1/jn130409-1.htmlです。


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“シンクパッド・へリックス(レノボ・ジャパン)”とは

2013-04-15 23:04:05 | Weblog
レノボ・ジャパンが4月9日に発売したタブレット兼用のパソコンです。

画面サイズ11.6型の小型ノートパソコンですが、画面が脱着式になっていて、それを取り外すと、画面だけをタブレットのように利用できます。それだけでなく画面を外側に向けてキーボード側に折りたたんで使用したり、折りたたまないで膝の上においてタブレットのようにタッチ式で使用したり、など、4通りの利用スタイルを選べるようです。

日本語の動画サイトとしては、例えば、http://www.youtube.com/watch?v=pcgQMT9o1noがあります。

主な仕様は、OSがWindows 8 Pro、CPUがIntel Core i7-3667U(2.0GHz) 、メモリ容量が8GB、ストレージ容量が256GB(SSD)、本体のサイズは、W296.1×D226×H20.4mm(タブレット単体W296.1×D187.3×H11.6mm)、重さは約1.66~1.61kg(タブレット単体約0.873~0.787kg)などです。

プレスリリース(2013.4.9)のサイトは、http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2013/04/0409.htmlです。




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“キャズム(chasm)”とは

2013-04-12 23:49:46 | Weblog
マーケティングのコンサルタントのジェオフリー・ムーア(Geoffrey A. Moore)の著書「キャズム」(Crossing the chasm、1991年)で注目されたマーケティング戦略の理論です。

chasmとはもともと岩や構築物などにできた割れ目・裂け目あるいは深い溝の意味です。マーケティングにおいては、新商品や新サービスが普及の過程で直面する深い溝(行き詰まり)のことです。

特に、製品の更新サイクルの短いIT産業においてはキャズムを意識したマーケティング戦略を立てる必要が重要のようです。

新製品・サービスの普及は、Innovator(革新的な人)→Early adopter(最初の段階に採用する人)→Early majority(多数派の前半の人)→Late maority(多数派の後半の人)→Laggard(遅れて採用する人)という風に5段階を経て行われていくとされていて、特に、Early majorityの心理をうまくとらえないと、Early adopterとEarly majorityとの間にキャズムができてしまうといわれています。

即ち、この段階において大胆なCMや大幅なディスカウントの導入などといったマーケティング戦略の大胆な転換を図ることがキャズムを回避するために必要となるようです。

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“シックスシグマ”とは

2013-04-04 23:09:51 | Weblog
顧客の声に基づき、製品・サービスの品質のばらつきを見つけ、その原因を究明しつつ業務を見直していく経営手法のことです。ばらつきが10の6乗個あたり数個以内になることを目標としているようです。シグマは統計学の標準偏差σからきています。

この手法は、日本の製造業(トヨタなど)の品質改善手法を参考に、1980年頃、米モトローラによって開発され、90年代後半にGE(ゼネラル・エレクトリック)が採用したことから製造業を中心に世界に広まったようです。

シックスシグマでは、業務プロセスの改善を、5つのステップ(定義、測定、分析、検証、定着)を踏んで行うのが基本的で、従来は、業務改善のために膨大なデータや統計を用いることから、そのためのプロジェクトの期間として半年程度が必要となっていたようです。

最近では、ばらつきの原因の究明+業務上の無駄の解消をプロジェクトで行うことにより、より短い期間で可能な『リーンシックスシグマ』が主流となっているようです。

また、既存業務の見直しだけでなく新製品開発のための業務プロセスの策定も含めた『デザインフォーシックスシグマ』も注目されつつあるようです。







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