気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“第3の情報基盤”とは

2013-12-31 23:03:40 | 情報技術・情報処理技術・サービス

調査会社のIDCジャパンが指摘しているもので、クラウド、ビッグデータ、モバイル事業、ソーシャルメディアの4つの主要技術とそれらを融合させるIoT、いわゆるモノのインターネット化を指しているようです。

2014年度の国内IT市場の予測として、モバイル市場の成長、クラウドのIT企業間の競争激化、ビッグデータ市場の成長、ソーシャル技術のマーケティング利用などが指摘されています。


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“LINE MALL(LINE)”とは

2013-12-30 23:46:19 | 電子商取引・小売り・リテイリング

無料通話やチャットアプリを展開しているLINEが、来年春の本格導入に先駆け2013年12月20日にプレオープンした、スマホ向けの電子商取引サービスです。

トライヤル的な導入ということで、当初のサービスは出品と購入の基本機能のみで、その他の機能や企業などによる本格的な出品は本格導入後に募集し拡大を図っていくようです。

出品は、事前審査がなく、スマホで商品の撮影を行い、販売価格を設定し、出品ボタンを押すだけという、3ステップで簡単にできるようです。出品や決済の手数料は不要で、購入された場合に価格の1割が手数料としてLINE側へ入るようです。購入側の手数料も不要とのことです。ただ、企業が出品する場合は、事前審査が必要な場合もあるとのことです。

専用のスマホアプリは、まずはアンドロイド端末向けのみであり、iPhone向けの提供は来年早々とのことです。

衣類や化粧品、雑貨などを幅広く取り扱い、ネット通販大手の楽天やアマゾンジャパンに対抗する構えのようです。


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“カラーコード”とは

2013-12-29 23:40:39 | 情報技術・情報処理技術・サービス

情報を符号化し複数の色(カラー)の配列を利用して表示するものです。

色の配列のみで符号化が行われ個々の色の形などは自由に選べるためデザインなどを工夫できるなどの特徴があります。また、白黒のバーコードやQRコードよりも多くの情報量を表示できます。

カラーコードとして標準化されたものは現在存在しませんが、いくつかの種類が知られています。
・ベンチャー企業のシフト社(東京 新宿)の規格である「カメレオンコード」
・米マイクロソフト社の「マイクロソフトタグ」
・韓国カラージップメディア社の「カラーコード」
などです。

最近、カラーコードの「カメレオンコード」を高速に印刷する装置をナカバヤシが導入したとのことです。

カメレオンコードは、黒の背景に、赤、青、黄などの図形を格子状に並べたもので、専用のアプリをインストールしたスマホなどで読み取ることができます。また、複数のコードを同時に読み取り認識することもできます。ICタグに比較し、コストも低くて済みます。

応用例として、農産物(例えばメロン)の生産履歴として品種、生産者、農薬使用回数などを表示したり、図書館の蔵書管理として書籍の背表紙にタイトル、出版社、著者などを表示したり、するなどが考えられています。

関連ブログ「カメレオンコード」(2013.8.22)は、下記のサイトにあります。

http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=60627dd8961355e99344521b625d608c


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“楽天でんわ(フュージョン・コミュニケーションズ)”とは

2013-12-28 23:59:25 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

楽天グループの通信会社であるフュージョン・コミュニケーションズが、2013年12月5日に開始したスマートフォン(スマホ)で利用可能な格安通話サービスです。

国内のどこへかけても30秒10.5円(税込)であり、携帯大手3社の一般的なスマホ通話料(30秒21円)に対し半額となっています。初期費用や月額基本料も無料で利用でき、通話料以外に利用者の負担はありません。

楽天の会員でなくても、Web上で登録してスマホに専用アプリをインストールすれば利用できるようです。

アプリを起動して相手のスマホや固定電話に電話をかけることができます。電話を受ける相手の方には特にアプリをインストールする必要はないようです。

この通話は、ユーザ回線についてはスマホ契約会社のものを用い、中継回線をフュージョンのネットワークを利用することにより、実現されています。

楽天でんわ分の通話料金の請求はフュージョンから行われ、スマホの契約会社からは行われません。ユーザ回線は、スマホ契約会社のネットワークも利用しますが、その利用については、ユーザに見えないところで、フュージョンからスマホ契約会社へ接続料(アクセスチャージ)として支払う形となっています。

楽天グループは、通話料100円につき、楽天スーパーポイントを1ポイント付与するようにしており、楽天市場との連携を図る戦略があるようです。

ニュースリリース(2013.12.5)のサイトは、https://www.fusioncom.co.jp/news/2013/20131205.htmlです。

なお、類似のサービスとして、「G-Call」(ジーエーピー社、通話料10円/30秒)や「050Plus」(NTTコミュニケーションズ、16.8円/分・携帯、8.4円/3分・固定電話、基本料もあり)があります。


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“無人機宅配”とは

2013-12-26 23:42:04 | ドローン

米欧の企業の間で研究が進められている、小型無人機を使った宅配サービスです。

無人機を商用に使うことが禁止されていたり住宅密集地での安全をどう確保するかなど実用化には解決すべき課題があるようですが、米欧のいくつかの企業で実験が進められており、近い将来、現実のものとなりそうです。

例えば、米ドミノ・ピザの英国法人は、動画サイト上に「DomiCopter」と名付けられた小型無人機による実験の様子を公開しています。例えば、以下のサイトです。
→http://www.youtube.com/watch?v=on4DRTUvst0

他にも、ドイツポストDHLは、今年の12月9日にドイツのボンで配送実験を実施しているようです。この実験では、無人機のスピードが50km/h、配送可能な荷物の重さが最大3kgだそうです。

また、米アマゾンも、注文された商品を無人機により届けるサービスを検討しているようです。

無人機宅配の市場規模は、現在0のものが10年以内に82億$にまで拡大するとの予測もあるようです。


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“ウエアラブル・テック・エクスポ”とは

2013-12-25 23:36:11 | イベント・展示会・ショー

米国発のウェアラブル技術に特化したカンファレンスイベントです。米TMC(Technology Marketing Corporation)社が設立したものです。

これまでニューヨーク(第1回 2013年7月)、ロサンゼルス(第2回 2013年12月10日~11日)で開催され、日本でも2014年3月25~26日に東京ミッドタウンにて開催されるようです。

2013年12月のロサンゼルスでのカンファレンスでは、以下のようなタイプのウエアラブル端末が披露されたようです。

・頭部装着型:米ビュージックス社製品
・時計型:米レボルーショナリー・トラッカー社製品
・ベルト型:米ルモボディーテック社製品
・サングラス型:米ピボットヘッド社製品
・ストラップ型:フィンランドのクロージング・プラス社製品

例えば、サングラス型製品は、来年の4月に発売されるようですが、見た目は普通のサングラスなのに、高精細のハイビジョン動画や静止画を撮影できるようです。左側のつるの部分に撮影ボタンが付いています。
撮影した動画などは無線通信機能(ブルートゥースやWi-Fi)を利用して他の端末へ転送できる上、見たままをライブ映像として配信することもできるようです。ただ、隠し撮りされる心配が付きまといます。

カンファレンスの動画は、以下のサイトに集められています。
→http://www.wearabletechworld.com/conference/california/videos.aspx


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“サイバーマンデー”とは

2013-12-22 23:55:02 | マーケティング・消費者行動

米国の祝日であるThanksgiving Day(感謝祭、11月の第4木曜)の次の月曜日のことで、特にこの日、オンラインショップの売り上げが年間で最大になるようです。

感謝祭の翌日の金曜日から年末商戦がスタートし、その週末に実店舗へ買い物に出かけます(注:実店舗側が儲かり黒字化することからこの金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれるようです)。

職場や自宅に戻った週明けの月曜日には、オンラインサイトへアクセスして購入するという人が多いようです。そのことから、週明けの月曜日が「サイバーマンデー」と呼ばれているようです。

Eコマース各社は、2005年頃からサイバーマンデーセールなるものをこぞって展開しているようです。

日本では、アマゾンジャパンが、2012年12月の第2月曜日を日本版サイバーマンデーとして、そこから1週間の間「サイバーマンデー7日間限定セール」を行っているようです。

この時期は冬のボーナスが支給され、ネット注文してクリスマスまでに届く時期でもあることからEコマースの売上げがピークになりやすいようです。


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“Pocket WiFi GL10P(イーアクセス)”とは

2013-12-20 23:31:38 | スマホ・モバイル機器

イーアクセスが2013年12月6日に発売したモバイルWiFiルーターです。

2.4インチのカラー液晶画面を搭載し、この画面を用いたタッチパネル式の操作のみで設定変更が可能とのことです。

名刺サイズのコンパクトサイズ(約120g)ながら、容量が2400mAhのバッテリを搭載し最大で10時間連続で通信できるとのことです。

報道発表資料(2013.1129)のサイトは、http://www.eaccess.net/cgi-bin/press.cgi?id=1518です。


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“ドコモ ドライブネットインフォ(NTTドコモ)”とは

2013-12-17 23:55:48 | スマホアプリ

NTTドコモが2013年12月18日にから提供予定のスマホ向けアプリです。アプリストアのGooglePlayより無料でダウンロード可能です。

車に搭載されたスマートフォンがデータセンター(注:パイオニアのクラウド基盤のモバイルテレマティクスセンター)を介してつながり、情報のやり取りを行えます。実際に道路を走行中の人からの投稿情報がセンターに集まるため最新の道路状況が利用できるとのことです。

パイオニアのクラウド基盤「モバイルテレマティクスセンター」とドコモの「しゃべってコンシェル」技術を応用した音声意図解釈技術や音声合成技術を組み合わせることにより、渋滞情報や周辺情報の提供に加え、電話の発信や音楽の再生、SMSの送受信、最新ニュースの確認などがスマートフォンに話しかけるだけで利用できるようです。

報道発表資料(2013.12.17)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2013/12/17_00.htmlです。


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“SDN(Softwre-Defined Network)”とは

2013-12-15 23:24:40 | ソフトウェア技術・サービス・SNS

多数の場所に分散しているコンピュータ等を単一のソフトウェアで接続しインターネット等のネットワーク上に仮想専用網を構築する技術です。

仮想専用網の構造や構成、設定などは柔軟かつ動的に変更できる点が特徴です。

従来のネットワークでは接続されている個々のコンピュータの機能によってネットワーク全体が制御されていましたが、SDNでは個々のコンピュータの制御機能・データ転送機能とネットワーク全体の制御機能とを分離し、ネットワーク全体の制御機能を単一のソフトウェアにより集中管理形式に実現し、どの機器にどのような動作をさせるかを柔軟に設定できるようになっています。

米スタンフォード大学による発想のようですが、実用化の動きは日本が先行しているようです。

NECが2011年に世界に先駆けて実現したものは、ネットワークに接続された多数のサーバーを仮想的に1台のコンピュータのように扱えるようになっているようです。

また、日本通運では、上記NECの技術を物流管理に適用したとのことです。顧客に代わり管理する物流センターの新規開設や規模の変更に対する作業コストが30%程度削減できたようです。関連サイトは、http://www.nec.co.jp/library/jirei/nittsu/contents.htmlです。

さらに、NEC、NTT、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立製作所では、今年の6月に映像配信や音声通話などのサービスを総合的に扱えるSDNの構築を開始しているようです。

NECの関連サイトは、http://jpn.nec.com/sdn/advantage.htmlです。


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