“HTC-Jバタフライ（KDDI）”とは

KDDIが12月上旬に発売予定のスマートフォンです。台湾HTC社製です。2012年冬モデル9機種のうちのひとつで、旗艦機種となっています。

約5.0インチの大画面かつ高精細な液晶ディスプレイを搭載しています。それでいて、重さが約140gで厚さが9mmと軽量薄型化が図られています。本体サイズは約W71×D143×H9.1mmとなっています。

OSはAndroid 4.1が、CPUは1.5GHzのクアッドコアCPU「APQ8064」がそれぞれ搭載され、高速無線通信「LTE」に対応しています。即ち、LTEでは下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsが、WIN HIGH SPEEDでは最大9.2Mbps/上り最大5.5Mbpsの通信が利用できます。テザリング機能も搭載されています。

冬モデルの他の8機種は、「Xperia VL」（ソニーモバイルコミュニケーションズ製、11/2～）、「GALAXY S III Progre」（サムスン電子製、11/2～）、「AQUOS PHONE SERIE」（シャープ製、11/2～）、「ARROWS ef」（富士通モバイルコミュニケーションズ製、11/2～）、「Optimus G」（LG電子製、11/2～）、「G'zOne TYPE-L」（カシオ計算機製、11/2～）、「DIGNO S」（京セラ製、11/2～）、「VEGA」（Pantech製、11/2～）です。

冬モデルとして、スマートフォン以外にタブレット端末1機種「AQUOS PAD」（シャープ製、12月中旬～）が発売される予定です。

ニューズリリース（2012.10.17）のサイトは、http://www.kddi.com/corporate/news_release/2012/1017f/index.htmlです。

“iPadミニ（アップル）とキンドル・ファイア（アマゾン）”とは

ライバルの関係にあるタブレット端末です。

どちらも電子書籍閲覧、メール送受信、HP（ホームページ）閲覧が可能となっています。

「iPadミニ」はアップルが11月2日に日米欧など34カ国・地域で発売予定、「キンドル・ファイア」はアマゾンが11月19日に日本で発売する予定になっています。

液晶画面のサイズは前者が7.9型（1024×768ドット）、後者が7型（1024×600ドット）、価格は前者が2万8800円～、後者が1万2800～となっています。

アップルが提供するiPadミニは、従来のiPad（9.7型画面）とスマートフォンのiPhone（4～5型画面）の間を埋め、アマゾンやグーグルが投入している7型前後のタブレットに対抗しようとしたものです。

ネット通販・配信、クラウドサービスなどからタブレットへ乗り込んで独自の収益構造をとるアマゾンと、パソコン・スマホ・タブレットなどのハードウェアからスタートし、iOSのソフト、音楽配信などのコンテンツサービスへ乗り込みつつあるアップルとが7型前後の画面を搭載するタブレットの領域で激突しようとしています。

“ウィンドウズ8搭載ノートパソコン”とは

米マイクロソフトが発売している最新のOS「ウィンドウズ8」を搭載したノートパソコンです。

国内の主要メーカから対応機種が発表されています。NECの「LaVie S LS550」（15.6型）、富士通の「STYLISTIC QH77」（11.6型）、東芝の「dynabook R822」（12.5型）、ソニーの「VAIO Duo11」（11.6型）、パナソニックの「Let's note CF-AX2」（11.6型）などです。

日本マイクロソフトの樋口社長によると国内では13社から250機種以上が発売されるとのことです。

特徴は、ノートパソコンでありながらタブレット端末のように使用できる点です。例えば、富士通のものはキーボードを取り外すことでタブレットになります。東芝、ソニー、パナソニックのものも、キーボードを収納したり、画面を180°回転させたりして、タブレット端末のように使用できるようです。

なお、ウィンドウズ8では、画面デザインが一新され、アプリの起動は画面上に並ぶ四角形のアイコン「タイル」によって行うようになっています。

なお、パナソニックの「Let's note CF-AX2」（11.6型）については以下の関連ブログもあります。http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=f11e73634d258b7df8c2a628152261d7

“ウィンドウズフォン8搭載スマホ”とは

米マイクロソフトが提供している最新のモバイル機器用OS「ウィンドウズフォン8」を搭載したスマートフォンです。

サムスン電子製の「ATIV S」、ノキア製の「ルミア820」や「ルミア920」、HTC製の「ウィンドウズフォン8X」、「ウィンドウスフォン8S」などが発表されています。

米国、欧州、中国などで、11月より順次発売されるようです。が、日本での年内の販売は見送られ来年以降になるようです。アップルのiPhoneや米グーグルのアンドロイド搭載機器におされ気味です。

なお、ウィンドウズフォン8は、当社の最新のパソコン用OS「ウィンドウズ8」（10月26日より発売）と仕様が共通していて操作も似ているとのことです。

“ＡＳＯ”とは

スマートフォン（スマホ）など向けのアプリストアの最適化のことで、App Store Optimizationの略です。検索エンジンの最適化ということでSEO（Search Engine Optimization）という言葉が知られていますが、それに類似した言葉です。

即ち、スマホ向けアプリ配信サービス（米アップルの「App Store」やグーグルの「Google Play」など）におけるアプリ検索の際、自分のアプリが上位に表示されるようにする方策のことです。ちなみに、それぞれの配信サービスで提供されているアプリの本数は現時点（2012年10月時点）で70万本前後とのことです。

ASOを手掛ける企業としては、米アップグループス、GMO TECH（東京都渋谷区）などが知られているようです。ASOとSEOとでは手法にかなり共通点があるようです。即ち、キーワードをまずはうまく選び、アプリ名やアプリ説明文の作成を行うことになります。

“ヤフー！マーケットplus（ヤフー）”とは

ヤフーがアクセスポート（注：インターネットサービスを手掛けている）と連携し11月初旬から日本語サイトで提供予定の、アンドロイド搭載スマホ・タブレット向けコンテンツの管理ツールです。iTunes（米アップル）のヤフー！版に相当すると言えます。

アンドロイド端末上でアプリ、音楽、動画、書籍などの削除やコピーなどが複雑化しつつある現状に着目し、パソコン上で一元管理できるような仕組みになっています。「ヤフー！」サイトを利用して行えるため専用ソフトのインストールする必要がなく無料で利用できるとのことです。

パソコンとアンドロイド端末とをケーブルで接続することにより、不要なアプリ・コンテンツの削除、動画や写真のパソコン側へのバックアップ、新しいアプリ・コンテンツの端末への取り込みなどが容易に行えるようです。

アクセスポートのプレスリリースに関するサイトは、http://www.accessport.jp/press/2012/accessport20121010.htmlです。

“SDカーナビステーション Sシリーズ（パナソニック）”とは

パナソニックが、10月22日に発売予定のカーナビゲーションシステムです。2機種が発売されます。型番は「CN-S310D」（180mmコンソール用）と「CN-S310WD」（200mmワイドコンソール用）です。

特徴は、スマホとの連携機能が強化されている点です。スマホとの通信は近距離無線通信規格「ブルートゥース」が利用されています。即ち、スマホで事前に目的地検索などをしておくと、車内にスマホを持ち込むこむことにより、検索情報などをカーナビに表示できるようです。

オープン価格ですが、10万円前後（税込み）と想定されています。

プレスリリース（2012.9.19）のサイトは、http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2012/09/jn120919-3/jn120919-3.htmlです。

“ファブレット”とは

スマートフォンの機能とタブレット端末の機能とを融合させた携帯端末をこのように呼んでいるようです。即ち、「フォン」＋「タブレット」→「ファブレット」だそうです。

韓国のサムスン電子やLG電子、日本のパナソニックなどが、対応機種を発売しつつあります。例えば、サムスン電子が韓国を皮切りに近々世界市場へ投入しようとしている「ギャラクシーノートⅡ」（5.5型画面）などがあります。

“ギャラクシーノートⅡ（サムスン電子）”とは

サムスン電子が9月末に韓国で発売した携帯端末です。「ギャラクシーノート」の後続製品となります。韓国の移動通信3社を通じ発売したのを皮切りに、世界128カ国・地域で順次販売される予定のようです。日本でも年内には発売される予定のようです。

スマートフォンとタブレット端末の中間的な位置づけの端末で、米アップルから最近発売されたiPhone5への対抗（との差別化）が意識された商品となっています。　

液晶画面サイズは5.5型で以前の機種より0.2インチ大きくなり、またスタイラスペン「Sペン」については、「エアビュー」機能、「イージークリップ」機能と呼ばれる機能が搭載され、その活用性が高められています。

「エアビュー機能」により、Sペンを画面近くに当てるだけで電子メール、Ｓプランナー、写真、ビデオなど多様なコンテンツの内容をあらかじめ見ることができるようです。

また、「イージークリップ機能」により、画面の好きなところでSペンのボタンを押した状態で画面領域を指定するとその部分をすぐにキャプチャーできるとのことです。

OSはアンドロイド4.1、CPUは1.6GHzクアッドコアプロセッサ、RAMの容量は2GBなどとなっています。また、3100mAhの大容量バッテリーの搭載により16時間の連続通話が可能とのことです。

発表会（「GALAXY NoteⅡ WORLD TOUR 2012・Seoul」、2012.9.26）の模様の動画は、例えば、http://www.youtube.com/watch?v=K8euZsbjd5Eです。

“オプティマスＧ（LG電子）”

韓国のLG電子が世界市場に順次投入しつつあるスマートフォンです。先月には韓国にて提供され、この10月には日本市場へ投入される予定のようです。

スマートフォンへの参入で出遅れていましたが、この機種の投入でサムスン電子の「ギャラクシーSⅢ」に対抗し、巻き返しを図る狙いがあります。当社の戦略機種となっています。

OSはグーグルのアンドロイド4.0、CPUはクアルコム社のクアッドコアプロセッサ「Snapdragon」を搭載しています。超高速のモバイルネットワークを利用しながら、テレビを視聴したり、さらにネット検索をしたり、と複数の作業を同時に進める（マルチタスク）ことができるようです。

また、13メガピクセルのカメラ、4.7型のディスプレイを搭載しています。

このスマートフォンは、NTTドコモから「Optimus G L-01E」という型番で近々発売される予定です。

プレスリリース（2012.9.18）のサイトは、http://www.lg.com/jp/press-release/article/20120918-optimusg.jspです。