運輸部門、即ち、旅客分野の輸送手段(乗用車・バス・二輪車などの自動車、鉄道、国内船舶、国内航空)および貨物分野の輸送手段(トラック、鉄道、国内船舶、国内航空)から排出されるCO2の量のことです。特に、公表されている最新の2020年度データ(※)では、下図のようになっています。
※ 国立環境研究所:日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2020年度)確報値(2022.4.19)、
https://www.nies.go.jp/gio/archive/ghgdata/jqjm10000017v04i-att/L5-7gas_2022_gioweb_ver1.1.xlsx
運輸部門全体で184.77Mトンで、これは全部門のCO2排出量1044.19Mトン(図示略)の17.7%に当たります。運輸部門のうち、旅客分野が104.29Mトン(56.4%)、貨物分野が80.49Mト(43.6%)となっています。特に、貨物分野80.49Mトンのうちトラック(即ち、貨物自動車)のCO2排出量が72.49Mトン(90.1%)と高くなっています。脱炭素化に向け、トラックの貨物輸送によるCO2排出量の削減が大きな課題となっているようです。