気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“A360(ポラール・エレクトロ・ジャパン)”とは

2016-04-30 23:01:47 | ウェアラブル・関連ソフト

心拍トレーニング製品のリーディングカンパニーであるポラール・エレクトロ・ジャパン(東京.渋谷区。ポラール・エレクトロの本社はフィンランド)が、2016年4月19日に発表した、走行速度や走行距離をGPSを利用することなしに測定できる腕時計型活動量計です。

既製品のA360のソフトウェアを更新することにより、GPSなしでランニング速度と距離の測定を可能にした、とのことです。

通常、速度と距離を測定するのにGPS機能が利用されるようですが、今回、加速度センサーから得られるデータや身長などのデータから歩幅を推定することにより、速度と距離を計算し、A360にリアルタイムで表示できるようにしたとのことです。

ランニング中に速度や距離を手軽に確認できるとともに、パソコンと接続すればより詳細な結果を得ることができるようです。

A360の価格は、2万5800円(税別)です。

ニュースリリース(2016.4.19)のサイトは、http://www.polar.com/ja/about_polar/news/polar_a360_gpsです。


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“スマホ連携健康器具”とは

2016-04-29 23:20:05 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

心拍数、体温、血圧、体脂肪率などを測定できる健康器具で、測定結果を近距離無線通信技術を利用してスマートフォン(スマホ)へ送れる機能を持ったものです。

スマホに送られた測定結果は、スマホ上の専用アプリにより、グラフ化されて表示されたり、異常値が検出された場合は警告が発せられたりするため、体調の変化などを確認でき、容易に健康管理ができるようになります。

スマホ連携健康器具としては、様々な種類の製品が開発され販売されているようですが、主要な製品として以下のようなものが知られています。

体温計:オムロン製品

血圧計:パナソニック製品

心拍測定など:アップル製腕時計型端末

体組成計:タニタ製品

これらの製品の普及により、測定結果を医師へ送って遠隔医療に活用する動きが高まりそうです。米調査会社のIHSによると、遠隔医療の市場規模は、2020年には2015年の5倍弱の400万人に達するそうです。

 

 

 

 

 


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“Aerosnap(エアロスナップ)”とは

2016-04-26 23:54:24 | OS・ブラウザー

パソコン画面上のウィンドウがマウスで画面の端へドラッグされたとき、ウィンドウのサイズを自動的に変更する機能で、マイクロソフトのWindows 7以降のOSに装備されています。

この機能がどんなものかを理解している人は便利な機能として利用していると思いますが、知らない人は逆効果になったりするかも知れません。

自動的に変更する設定がデフォルトのようですので、この機能を知らない人は、マウスを操作していて、マウスでウインドウを端に寄せた時、勝手に全画面表示になったりするのが煩わしいと感じるかも知れません。

デフォルト設定を変更したい場合は、コントロールパネル>コンピューターの簡単操作>コンピューターの簡単操作センター>マウスを使いやすくします、の中の「ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします」にチェックを入れればOKです。


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“コグニティブコンピューティング”とは

2016-04-25 23:01:50 | 情報技術・情報処理技術・サービス

コグニティブ(cognitive)とは「認知の」「経験的知識に基づく」といった意味のようで、コグニティブコンピューティングとは、自らが学習し、考え、瞬時に膨大な様々な情報源から大量のデータを統合し、分析することができるシステム(下記サイト参照)とのことです。

http://www.jmca.jp/column/tu/tu29.html

2009年4月に発表され、人工知能を搭載するスーパーコンピュータ「IBM Watson」は、コグニティブコンピューティングのシステムと呼ばれています。

上記のサイトによると、コンピュータは以下の3つの世代に分けて考えることができ、コグニティブコンピューティングは第3世代にあたるのだそうです。

第1世代:Tabulating Systems Era(19世紀後半~1950年代までの作表機の時代)

第2世代:Programmable Systems Era(上記以降、現在まで続いているプログラム可能なシステムの時代。現在のPCやスマホもこの世代)

第3世代:Cognitive Systems Era(コンピュータ自らが学習し、考え、様々な情報源から大量のデータを収集かつ統合し、瞬時に分析する時代)

現在の第2世代コンピュータが「左脳型」コンピュータであるのに対し、第3世代のコグニティブコンピューティングのシステムは「右脳型」コンピュータにあたるとのことです。

関連ブログ(IBM Watson)は、http://blog.goo.ne.jp/blspruce/d/20160420です。

 

 

 


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“キャリロ(ZMP)”とは

2016-04-24 23:59:24 | ロボット

CarriRoと綴ります。ロボット開発ベンチャーのZMP(東京.文京区)が製造・販売する台車型のロボットです。2016年6月より出荷が開始されるようです。

手押しレバーにはジョイスティック(操縦かん)がつけられていて、これを操作することにより重さ100kgまでの荷物の搬送が可能なようです。倉庫や物流センター内のピッキング業務の効率化や工場内の工程間搬送に利用することが想定されているようです。従来のコンベアや AGV(無人搬送車)の代替として利用できる可能もあるとのことです。

ZMPは、SAPジャパン、凸版印刷と組んで、「キャリロ」とIoT(Internet of Things)を組み合わせた業務効率化ソリューションの提供を推進していくようです。SAPが基盤となるシステムを提供し、凸版印刷は商品やキャリロに取り付けるICタグを提供するようです。

このソリューションの利用により、複数の在庫やアイテムの入出荷・検品作業を一括で即座に行えるようにできるとともに、検品ミス・誤配の防止、省人化・省力化・労働力不足などの課題も解決できるようです。2016年中に複数の企業で実証実験を行う予定のようです。

キャリロの製品紹介サイト(ZMP)は、http://www.zmp.co.jp/products/carriro?lang=jpです。

業務効率化ソリューションのプレスリリース(160420)のサイトは、http://www.zmp.co.jp/wp-content/uploads/2016/04/pressrelease_1604201.pdfです。


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“BLEモジュール”とは

2016-04-23 23:01:33 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

低消費電力を特徴とする無線通信規格BLE(Bluetooth Low Energy)に対応した無線通信モジュールです。

モノに電池とBLEモジュールを装着することにより、スマホ(ゲートウェイ機能の位置づけ)経由でインターネットへ接続することができます。即ち、IoTの実現が可能となります。

電子部品メーカ各社からこのようなモジュールが提供されているようですが、最近、発売された、小型化を意識した製品として、以下の2製品が知られています。

(1)SESUB-PAN-D14580(TDK製)

2015年9月に発売され、アンテナは(意識的に)搭載していません。サイズは、縦3.5mm×横3.5mm×高さ1.0mmで、アンテナ非搭載の製品としては世界最小とのことです。

このモジュールにアンテナを接続することにより、スマホとの連携が可能となるようです。ウェアラブル機器(眼鏡型など)、箸や衣類、文房具、伝統工芸品などへの適用の検討が進められているとのことです。

(2)UGMZ2AA(アルプス電気製)

2016年3月に発売され、アンテナを搭載した製品となっています。サイズは、縦4.7mm×横4.7mm×高さ2.0mmで、アンテナ非搭載品よりも若干大き目ですが、アンテナ搭載の製品としては世界最小とのことです。

ウェアラブル機器、文房具、医療機器などへの適用の検討が進められているとのことです。

電子部品メーカでは、単に製品の提供だけでなく、機器の設計やサービスの構築までをサポートするような事業展開を考えているようです。

上記(1)の製品のプレスリリース(2015.9.29)のサイトは、http://www.tdk.co.jp/news_center/press/201509291936.htmです。

上記(2)の製品に関連するニュースリリース(2016.2.18)のサイトは、http://www.alps.com/j/news_release/2016/0218_01.htmlです。

 

 

 

 


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“IoT関連技術10選(ガートナー)”とは

2016-04-22 23:21:16 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

米調査会社のガートナーがまとめたIoT関連技術に関する報告書の中で、2017年から2018年にかけて注目すべき10個の技術(即ち、企業がIoTの潜在価値をフルに引き出すことを可能にする10のテクノロジ)を挙げています。

10個の技術とは以下に示すものです。筆頭が「IoTセキュリティ」となっています。

・IoTセキュリティ:モノへの攻撃やなりすましを防御する技術

・IoTアナリティクス:モノが集めたデータを分析する技術

・IoTデバイス(モノ)の管理:モノを監視したり管理したりする技術

・省電力の短距離IoTネットワーク:短い距離にあるモノと無線で通信する技術

・省電力WAN (広域ネットワーク) :携帯電話網を省電力で利用する技術

・IoTプロセッサ:応用ソフトやセキュリティの処理を実行するプロセッサ 

・IoTのOS:小型・小電力で動作するモノに対応する基本ソフト(OS) 

・イベント・ストリーム処理:センサーのデータを集めてリアルタイムに分析する技術

・IoTプラットフォーム:モノの管理やデータの取得などを行うプラットフォーム

・IoTの標準とエコシステム:システムを構築・運用するための規格と役割分担

ガートナー ジャパン株式会社のプレスリリース(2016.3.11)のサイトは、https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20160311-01.htmlです。

 


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“IBM Watson(ワトソン)”とは

2016-04-20 23:25:57 | 情報技術・情報処理技術・サービス

IBMが開発した、質問応答システム・意思決定支援システムで、人工知能(AI)などとも言われたりするようです。

IBM自身は、このシステムを、「自然言語を理解・学習し、人間の意思決定を支援する『コグニティブ・コンピューティング・システム(Cognitive Computing System)』」と定義しています。

Watsonというネーミングは、IBMの創立者トーマスJ.ワトソンに由来しているとのことです。

Watsonについて、ニュースリリース(2016.2.18)のサイト(http://www-03.ibm.com/press/jp/ja/pressrelease/49119.wss)では、『新時代のコンピューティングの先駆け』として、「IBM Watsonは、オープンなコグニティブ・コンピューティング技術の初のプラットフォームであり、新時代のコンピューティングを代表しています。新時代のコンピューティングでは、システムが人間と同じように感覚、学習、経験を通して世界を理解します。IBM Watsonは以前のやりとりから時間とともに価値と知識を増して、たえず学習します。IBM Watsonの支援のもと、組織はコグニティブ・コンピューティングの力を利用して、業界を変革し、専門家の仕事に役立て、重要な課題を解決しています。」と説明されています。

なお、5月24日~26日には、日本IBMの本年最大規模のイベント“IBM Watson Summit 2016”が予定されており、そこではコグニティブ時代を見据えた新しいテクノロジーが多数紹介されるようです。

 

 

 

 

 

 


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“LUMIX GX7 MarkⅡ(パナソニック)”とは

2016-04-15 23:35:09 | PC・カメラ・他デジタル機器

パナソニックが2016年5月18日に発売予定のデジタル一眼カメラです。有効画素数は1600万です。

解像度が高く細部まで忠実な描写ができるようです。また、モノクロ撮影できる「L.モノクローム」モードも追加されているとのことです。

干渉縞模様を防ぐために使用される光学ローパスフィルターを取り除いて光を感知しやすくし、さらにノイズを効果的に抑制できる新たな高速画像処理(新ヴィーナスエンジン)を搭載することにより、解像度を高めているようです。

外形寸法は幅約122×高さ70.6×奥行き43.9mm(突起部除く)、重さは約426g(ボディキャップなし、バッテリー・メモリーカード含む)となっています。

オープン価格ですが、標準ズームレンズが付属されている製品(DMC-GX7MK2K)で、10万円前後と想定されています。

プレスリリース(2016.4.5)のサイトは、http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/04/jn160405-2/jn160405-2.htmlです。


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“ドローン宅配実証実験(千葉市など)”とは

2016-04-13 23:08:54 | 物流・ロジスティクス・関連企業

千葉市などが2019年の実用化を目標に、2016年4月11日に開始し、以降月1回のペースで検討を重ねるドローン宅配の実証実験です。

実証実験に取り組んでいる団体は、千葉市、楽天、物流および通信大手の企業約10社、自律制御システム研究所(千葉市、ドローンの開発・製造を手掛ける)から成る官民共同の検討会です。

4月11日(月)に行われた実験では、独自に開発した、大型および小型の2種類のドローンが使用されたようです。これらのドローンは、GPSで位置を確かめつつ自律で走行するタイプのものです。レーザー光線を出して離着陸の場所を自分で把握できるようです。

具体的には、2種のドローンを使用して、以下のような輸送実験が行われたようです。

(1)まず、「大型ドローン」で、東京湾臨海部に位置する物流倉庫から、約10km離れた大規模都心型住宅エリア(幕張副都心の若葉住宅地区など)の集積所まで、まとまった量の荷物を運びます。

(2)次に、その集積所から、小回りの利く「小型ドローン」で、近くの高層マンションの各部屋のベランダまで運びます。

実験では、風の影響、電波、GPSの受信状況などを調べたようです。

また、2020年には幕張メッセが東京五輪・パラリンピックの競技会場となっており、先端技術を用いた未来都市のアピールをする狙いもあるようです。

実験の動画サイトは、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=oxvyIOUYxtoです。

 

 

 

 

 

 

 


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