気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“7pay(セブン&アイ・ホールディングス)”とは

2019-05-17 23:34:30 | マーケティング・消費者行動

セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の「セブン・ペイ」を運営会社として2019年7月に開始予定のスマホ決済サービスです。満を持してかどうかわかりませんが、このタイミングでのモバイル決済市場への参入となります。

「セブン&アイ独自の‟バーコード決済“サービス」といったフレーズが付けられています。

そのコンセプトは「かんたん」「便利」「おトク」とのことで、最短2タップで登録完了(かんたん)、事前にレジ等でチャージ可能・スマホ上に支払いバーコードを表示しレジで読み取ってもらうだけけ決済完了(便利)、7payによる支払いでnanacoポイントやマイルなどが貯まる(おトク)とのことです。

サービス開始当初は、現行のスマホアプリ「セブン-イレブンアプリ」を起動し、7payボタンをタップし、表示されたバーコードをレジで提示し読み取ってもらう形になるようです。

現行の電子マネー「nanaco」から「7pay」へ軸足をシフトし(*)、購買体験の向上、顧客データ基盤の整備、CRM(Customer Relationship Management、顧客関係管理)の強化を図ることにその狙いがあるようです。7payによる支払いを、セブン&アイのグループ内に限らず他の加盟点でも可能とし、顧客の行動を分析することも考慮されているようです。

*)nanaco利用によるポイント還元率が2019年から1%から0.5%に減り、7payでの還元率1%よりも低くなります。

ニュースリリース(2019.4.4)のサイトは、https://www.7andi.com/company/news/release/190404_02.htmlです。


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“プレイズム(いすゞ自動車)”とは

2019-05-08 23:38:00 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

いすゞ自動車が、2015年より開始した、販売するトラックについて無料で提供するコネクテッドサービスです。PREISMと綴ります。

このサービスでは、運行中の車両から800項目におよぶデータがネットワーク経由で取得され、機械学習により故障が予知されます。保守サービスとも連携していて、故障予知情報は専用サイト経由で顧客へ知らされるとともに車両の位置に近い工場が手配されるため、その工場では交換部品等が準備され、立ち寄るとすぐに対応が可能となるようです。

このサービスに対応する車両は、2015年には新型の大型車両のみでしたが、2018年秋からは全サイズの車両が対象となっているようです。2020年までには販売台数を25万台にする計画になっているようです。この種のサービスの導入により人手不足に悩む物流業界の需要を取り込みたい狙いがあるようです。

いすゞ以外にも、三菱ふそうトラック・バスや日野自動車など他社トラックにおいて、ネットとつないで収集した情報を活用する類似のサービス(注:前者は故障予知、後者は車両位置管理)が提供されているようです。

関連サイトは、例えば、以下です。

https://response.jp/article/2015/10/29/263109.html

https://response.jp/article/2019/04/02/320841.html

 

 

 


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