気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“5G対応スマホ(NTTドコモ)”とは

2020-03-27 23:10:23 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

次世代通信規格の“5G"の通信機能を搭載しているスマホのことです。

5Gについては、NTTドコモが国内で最初に大都市の一部(スタジアム・オリンピック施設、鉄道駅や空港などの交通施設、観光/商業施設、ドコモショップ、その他の150箇所)でサービスを開始しています。下記の関連ブログを参照。

NTTドコモがこの時点で提供、あるいは提供予定の5G対応機種は8機種ですが、そのうちスマートフォンは、“Galaxy S20 5G”(韓国 サムスン電子製、3/25発売)、“AQUOS R5G”(シャープ製、3/25発売)、“Xperia 1 II”(ソニー製、4月下旬以降発売)、“arrows 5G”(富士通製、6月下旬以降発売)など7機種です。

5Gは自動運転や遠隔医療など産業用途も期待されていますが、スマホとしては、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)、4Kや8Kの映像、5G独自のコンテンツなどが楽しめるようになるようです。

NTTドコモの報道発表資料(2020.3.18)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2020/03/18_00.htmlです。

“Galaxy S20 5G”(韓国 サムスン電子製)のプレスリリース(2020.3.23)のサイトは、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000143.000030942.htmlです。

“AQUOS R5G”(シャープ製)のニュースリリース(2020.3.23)のサイトは、https://corporate.jp.sharp/news/200323-a.htmlです。

関連ブログ“日本における5Gサービス”(2020.3.26)のサイトは、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/d/20200326です。


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“日本における5Gサービス”とは

2020-03-26 23:36:11 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

“5Gサービス”とは第5世代移動通信方式のサービスのことで、日本においての提供開始はNTTドコモがこの3月25日で最初であり、KDDI、ソフトバンクも3月25日の週内には開始予定のようです。

5Gの基地局(アンテナ)の全国的な整備は早くても2023年以降になりそうとのことであり、現時点でのサービス提供エリアは大都市を中心としてその一部にとどまるようです。

NTTドコモの情報では、3月末時点で、スタジアム・オリンピック施設、鉄道駅や空港などの交通施設、観光/商業施設、ドコモショップ、その他などとなっていますが、先端的な5Gのサービスについては、東京五輪・パラが1年程度延期となったため当初予定のものから変わるかも知れません。

5Gの通信サービスについては、スマホでの利用も然ることながら製造業や交通など産業分野への応用も広がっていきそうです。

また、一般の通信サービスのような全国規模での利用とは別に、企業、自治体、大学など限られた地域で活用する「ローカル5G」の形態が当面広がっていきそうです。

以下のNTTドコモのサイトでは、5Gサービスの提供エリア、対応機種、電波の周波数帯(3.7、4.5、28GHz帯)、ビームフォーミングと呼ばれる技術などを案内しています。

https://www.nttdocomo.co.jp/area/5g/

NTTドコモの報道発表資料(2020.3.18)のサイトは、https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2020/03/18_00.htmlです。

関連ブログ“ローカル5G”のサイトは、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/d/20191226です。

ビームフォーミングに関連するブログ“マッシブMIMO”のサイトは、https://blog.goo.ne.jp/blspruce/d/20190202です。


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“TRTS(ダイフク)”とは

2020-03-23 23:56:44 | 物流・ロジスティクス・関連企業

ダイフクが開発した物流システムで、荷下ろしと荷積みの作業をドライブスルー式のように一箇所で一度に行える仕組みの名称です。“トータス”と発音するようです。

「ドライブスルー型トラックステーション」といったフレーズがつけられています。

荷下ろしと荷積みを行うステーションでは、ベースパレットを移動する“トラバーサ”、トラックから下ろされた空き箱や出荷用の荷物を運ぶ“ベルトコンベヤー”、側面の扉が跳ね上がる“ウイングボディ”と呼ばれるタイプのトラックが連携し荷下ろしと荷積みの作業が行われます。

トラックから/への大量荷物の荷下ろし/荷積みの時間が、フォークリフトと人手で行っていた従来の場合の1/4程度に短縮できる(40分程度かかっていたものが10分程度で完了)とのことです。

自動車メーカー(部品受け入れ)や部品メーカー(部品出荷)などに売り込む計画のようです。

事業紹介のサイトは、https://www.daifuku.com/jp/ir/library/dr2018/afa.htmlです。

 

 


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“高輪ゲートウェイ駅(JR東日本)”とは

2020-03-20 23:15:53 | 企業戦略・企業ブランド・ビジネスモデル

3月14日に開業した、JR山手線の新駅です。1971年4月の西日暮里駅の開業以来49年ぶりの新駅とのことです。品川駅と田町駅の間です。

“グローバルゲートウェイ品川”というコンセプトの下に2024年頃のオープンを予定しているあたらしい街の核として、このタイミングでの開業となりました。

駅舎の設計は建築家として有名な隈研吾氏が担当されたようで、“和”を感じさせる工夫が屋根や梁、床、看板の字体などに取り入れられているようです。

また、“次世代の駅”と位置づけていることから、最先端の技術が随所に盛り込まれているようです。例えば、1)改札前へデジタルサイネージが設置されAIで動くキャラクターが客の案内をしたり、2)改札には従来の交通系ICカード(Suica)だけでなくQRコードも読み取れるようなものが設置されたり、3)以前赤羽駅で実証実験された無人コンビニ“TOUCH TO GO”が常設店舗として開業したり、4)自律走行の警備ロボット、掃除ロボット、案内ロボットが投入されたり、といった具合です。

駅の概要を紹介するプレスリリース(2019.12.3)のサイトは、https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191203_ho01.pdfです。

駅の紹介動画は、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=ff7ZpoxoceI(2020.3.9公開)、などです。

 


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“クラウドSIM”とは

2020-03-16 23:17:09 | モバイル・ワイヤレス通信技術/サービス

SIM(Subscriber Identity Module)カードに保存される情報をクラウドに配備するようにして、通信端末の移動体通信網利用に対する柔軟性を高めた方式のことです。似たような用語に、バーチャルSIM、eSIM(embedded SIM)、コグニティブ無線があります。

携帯電話やスマートフォンから契約先通信キャリアの通信サービスを利用するためには、通常、当該キャリアが発行する“SIMカード”が必要となります。そのSIMカードを携帯電話やスマートフォンあるいはWi-Fiルータなどの通信端末に装着し当該キャリアの携帯電話回線を利用することになります。通信料金はSIMカードを発行する当該キャリアに課されます。SIMカードには、通常、携帯番号、暗唱番号など、契約者固有の情報が保持されています。

以上のように、従来方式では契約先キャリアが発行するSIMカードを個々の端末に装着し、当該キャリアのネットワークから提供される通信サービスを利用していました。これに対し、“クラウドSIM”では、個々のキャリアに限定せず、端末の現在位置に最適なキャリアのネットワークが利用できるようになっています。そのために複数のキャリアに対応するSIM情報が端末ユーザー毎にクラウドサーバー上に保持され、必要に応じて端末にダウンロードされます。即ち、通信が必要となった時に、端末位置に応じて選択されたキャリアのSIM情報が当該端末にダウンロードされ、その情報での認証等が行われ、従来のような通信が可能となります。

クラウドSIM方式により、SIMカードという物理媒体を抜き差しすることなく、同一の通信端末で、移動先の地域や国でその場に合ったネットワークサービスを受けることが可能となります。

クラウドSIMを活用したサービスとして、グッド・ラック(H22.3.17~、代表取締役 佐々木 允浩)が提供している“どんなときもWiFi”が知られています。内容は下記サイトです。

https://donnatokimo-wifi.jp


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“F14L(ギークプラス)”とは

2020-03-15 23:11:10 | ロボット

ギークプラス(注:Geek+、中国系ロボットメーカーの日本法人、千葉県印西市)が今年の夏を目処に発売予定の、AIを搭載した自動走行フォークリフトです。人手不足が問題となっている日本での市場開拓を狙っているようです。

このフォークリフトは、タブレット端末などで運搬したい荷物を入力すると、決められた位置まで自動走行し、商品棚に置かれた商品のサイズと位置を正確に認識し取り出して運搬するようです。走行時の障害物も検知し、衝突する心配もないようです。

“F14L”は荷重1400kgですが、その他に荷重1600kgの“F16L”も揃えているようです。

なお、このフォークリフトは、商品棚やパレットを自動運搬する商品棚運搬ロボット“EVE”とも連携できるようになっているようです。

製品紹介の関連サイト(協栄産業)は、https://www.kyoei.co.jp/product/division/robot/forklift.htmlです。

 

 

 


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“フィジカルインターネット”とは

2020-03-14 23:01:35 | 物流・ロジスティクス・関連企業

種々の情報を効率良く転送するインターネットと同様の考え方に基づいて、物流施設や輸送手段を利用して種々のモノを効率よく運ぶことができる物理ネットワークの概念を指しているようです。

2014年に出版された、Eric Ballot, Benoit Montreuil, Russell Mellerの共著である書籍“The Physical Internet: The Network of Logistics Networks”(*)のAbstractには、フィジカルインターネットとは、“ロジスティクスネットワークをグローバルに構成するための新しい概念(a new concept for the global organization of logistics networks)”であるとされ、以下のような説明がなされています(https://hal.archives-ouvertes.fr/hal-01113648/)。

“データを運ぶディジタルインターネットのように、全てのロジスティクスネットワークを接続し同期運用させることにより、「カプセル化された(容器に入れられた)」種々のタイプ・サイズの商品の出荷を継続的に最適化していける、複数のネットワークから成る協働型で堅牢な物流ネットワークを実現することである(Like the Digital Internet that conveys data, the concept is to connect and synchronize all logistics networks to create a collaborative and robust physical network of networks, capable of continually optimizing the shipment of "encapsulated" goods of many types and sizes.)”

(*)Ballot E., Montreuil B., Meller R.D., The Physical Internet:The Network of Logistics Networks, 1st ed., La documentation Française, Paris, 2014

米ジョージア工科大の「サプライチェーン&ロジスティクス研究所」において、ブノア・モントルイユ教授らを中心にフィジカルインターネットの実現に向けての研究が推進されているようですが、同教授は、2011年、グローバルなロジスティクスの持続可能性に対する課題への大きな挑戦として“フィジカルインターネット”ビジョンを作り上げることを提言しています。下記の論文。

Montreuil B.,  Toward a physical Internet: meeting the global logistics sustainability grand challenge, Logistics Res. 3(2):71–87, 2011.

その後、フィジカルインターネットに関する研究も活発化しています。Google Scholarで“physical internet”を検索したときの論文等の表示件数は、2020.3.14時点で、88件(2011年)、139件(2012年)、131件(2013年)、178件(2014年)、207件(2015年)、263件(2016年)、305件(2017年)、457件(2018年)、609件(2019年)となっています。

我が国でもこれから活発化していくものと思われます。


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“サーフェスプロ X(日本マイクロソフト)”とは

2020-03-13 23:38:29 | PC・カメラ・他デジタル機器

日本マイクロソフトが2020年1月14日に発売した、モバイル通信機能(LTE)を内蔵した2in1タイプの13型タブレットPCです。

インテルなどの標準的なマイクロプロセッサではなく、米マイクロソフトが米クアルコムと共同で開発した独自のマイクロプロセッサ「Microsoft SQ1」を搭載しています。これにより、標準で現行の第4世代移動通信規格(4G)のLTEを利用することができるようになっています。

モバイルルーターを持参し、PC→(Wi-Fi)→モバイルルーター→(LTE)→インターネットという形でのデータ通信の代わりに、キャリアが提供するSIMカードを入手しPC上のスロットに装着するか内蔵のeSIMを利用することにより、PC→(LTE)→インターネットという形でのデータ通信を行うことが可能となります。

本体のサイズは287(幅)×208(高さ)7.3(奥行)mm、重量は774gで、薄くて軽量である点が特徴です。また、バッテリーの駆動時間が最大 13 時間 (通常デバイス使用)と長いのも特徴です。

その他、OS種類がWindows 10 Home、画面サイズが13インチ、ストレージ容量が128GB、256GBなどです。ペン入力にも対応しています。

以上、通信機能(LTE)が標準搭載され、SIMフリーであり、電池の駆動時間も長いため、タブレットPCを外出先でWi-Fiスポット有無を気にすることなく使用したい人には都合がよいようです。

ただ、独自のマイクロプロセッサを利用しているため、標準的なマイクロプロセッサ上で動くアプリが一部動かないようなものもあるようです。

市場価格は、いずれも税抜で、メモリー8GB/128GB SSDモデルが129,800円、メモリー8GB/256GB SSDモデルが149,800円などと想定されています。

マイクロソフトの仕様のサイトは、https://www.microsoft.com/ja-jp/p/surface-pro-x/8VDNRP2M6HHC?activetab=techspecsです。

紹介動画としては、例えば、https://www.youtube.com/watch?v=EEh11lNGpuA&feature=emb_logoがあります。


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“商品マッピングサービス(NTTデータ)”とは

2020-03-11 23:09:28 | 電子商取引・小売り・リテイリング

NTTデータが、実店舗で商品販売を行う小売業者への提供を検討している、店舗内の“商品マップ”を作成するサービスです。

NTTデータは、このサービスの実導入に向けて、2月28日~3月25日の期間、東急ハンズの協力を得て実証実験を行っているようです。

実験では、各商品に対応する棚札と棚自身に次世代型の2次元コードを貼り付け、それをスマホなどのカメラで撮影します。その後、スタートアップ企業のスペインのNavilens社の“コンピュータービジョン技術”により複数の2次元コードを一度に認識することにより、棚札と棚のコードを紐付ける処理を行い、どの棚に何の商品が置かれているかをマッピングし、商品マップを作成します。

専用アプリ上で商品を検索すると、検索商品の店内での位置が商品マップを通して分かるため、買物客は目的の商品のところへ迷わずに行け効率良く商品の確認ができるようになるとのことです。

東急ハンズのように、商品数が多く、売り場のレイアウトを頻繁に変更するような店舗にとっては有益性の高いサービスと言えます。

NTTデータでは、実証実験の結果で有効性が認められると、2020年度に東急ハンズの実店舗へサービスを導入する方向のようです。さらに、今後の目標としては2023年度末までに小売業界100店舗へ導入したい考えのようです。

実証実験開始のニュースリリース(2020.2.28)のサイトは、https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2020/022800/です。


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“富士フイルム X100V(富士フイルム)”とは

2020-03-10 23:32:46 | PC・カメラ・他デジタル機器

富士フイルムが2020年2月27日に発売した、当社において最高級と位置づけられるコンパクト型ディジタルカメラです。「X100」シリーズの新機種で3年前に発売された「X100F」(2017年2月)に続く製品です。有効画素数は2610万です。

“光学式・電子式を切り替えられる世界唯一のファインダーにより「覗いて撮る」撮影スタイルを追求”といったフレーズがつけられています。

撮影する際に、液晶画面で被写体を確認する“電子ビューファインダー(EVF)”の他に、のぞき穴を通して確認する“光学ファインダー(OVF)”を備えているのが特徴です。これにより、スマホでは味わえない、従来のフィルムカメラ並みの撮影体験も楽しめるとのことです。写真にこだわりを持つ顧客層を狙っているようです。

上記の2機種とも2つのファインダーを備えていますが、新機種ではそれぞれのファインダーを従来機種よりも使い易くしているとのことです。ファインダー間の切り替え機能にこだわることにより、どんな環境においても撮影時の被写体確認がしやすくなるとのことです。

本体サイズは128x74.8x53.3 mm、重さは428gです。

オープン価格ですが、発売当初は税抜で16万4500円と想定されています。

本機種の仕様を記載しているメーカーのサイトは、https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x100v/specifications/です。

ニュースリリース(2020.2.5)のサイトは、https://www.fujifilm.com/jp/ja/news/list/2686です。

プレモーション動画のサイトは、https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=WYQytq1lkQ4です。


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